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オスはオスとたたかう (6) |
オスどうしのたたかいを利用した遊び |
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中国のコオロギ相撲コオロギのオスどうしをたたかわせるコオロギ相撲(闘蟋(とうしつ))は、中国で1200年以上の歴史をもつ遊びです。相撲はコオロギの体重を計測することから始まります。同じ体重のコオロギが対戦相手です。土表に入れられたコオロギは、茜草とよばれる道具で触覚(しょっかく)を刺激されます。これによってコオロギはオスが目の前にいると勘違いし、闘争モードに入ります。十分に闘争心が高まったところで相撲の開始です。大顎(おおあご)でかみ合ったり、闘争鳴きを発したりして争います。一方が背を向けた時点で、勝負が決まります。勝ったオスは、勝ちどきの鳴き声をあげます。 |
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闘蟋用具のいろいろ(所蔵:加納康嗣) |
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![]() 「養盆」 ![]() コオロギを飼う焼き物の容器です。餌や水を入れる小皿、鈴房とよばれる寝床を入れてあります。 |
![]() 「竿ばかり」 ![]() 取り組み前にコオロギの体重をはかる専用のはかりです。黄色のケースにコオロギが入ります。 |
![]() 「茜草」 ![]() 柄の先についた繊維で触覚を刺激し、コオロギを怒らせます。 |
映像(右):「コオロギの闘争―実験室での再現」 飼育容器の中でコオロギのオスどうしをたたかわせた映像です。この実験ではオス2匹の他にメスを1匹入れていますが、中国のコオロギ相撲ではメスは入れません。 撮影者:角(本田)恵理 |
![]() 画像をクリックすると再生します(1分50秒・音声あり・19.2MB) |
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オスどうしのたたかいを 利用した遊び | |||||
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![]() このアイコンがついている写真は、クリックすると別ウインドウで拡大表示されます。 | 特別展「どうぶつたちのプロポーズ大作戦!!」電子図録 (C)2004 福井市自然史博物館 |