福井市自然史博物館ホーム>特別展・企画展>特別展「どうぶつたちのプロポーズ大作戦!!」>展示概要 |
![]() |
![]() |
なぜオスにはツノがあるの? なぜオスはハデなの? カブトムシやシカのオスは、大きなツノをもっています。鳥や魚のオスは、とても派手なからだをしています。秋の虫やカエルの美しい鳴きごえもまた、たいていはオスのものです。このような性によるからだつきや行動のちがいは、なぜいろいろな動物で共通するのでしょうか? この「法則」は今からおよそ130年前に、進化論を提唱したかのダーウィンが「性淘汰(せいとうた)」という進化のしくみで説明し、以来おおくの生物学者の興味をひきつけてきました。 |
![]() |
![]() |
キバのあるクジラ・イッカクがやってくる! この特別展では、オスのツノや派手さが進化する「オスどうしのたたかい」や「メスの選り好み」といった性淘汰のしくみをわかりやすく解説します。さまざまな動物の標本と、それらが実際に行動する映像により、動物たちのプロポーズに迫ります。千葉県立中央博物館分館・海の博物館からやってくるキバのあるクジラ・イッカクの雌雄全身骨格標本は、西日本では初公開の資料です。 |
![]() 撮影:村田明久(千葉県立中央博物館分館・海の博物館) |
<オスはオスとたたかう>
<メスはオスをえらぶ>
- 「腕っぷしの強さを競う」ミドリシジミ類9種ペア18点、ヨツハモガニ3点、キタゾウアザラシ等の映像3編
- 「ごじまんのキバとツノ」ニホンジカ・イノシシ頭骨各ペア計4点、世界のクワガタムシ・カブトムシ13種ペア26点、ウミクワガタ1種ペア2点、映像1編
- 「エースがだめならスキをねらえ!『スニーキング』戦略」カネヒラ・アマゴの映像2編
- 「なぜ闘うのか? 性淘汰のしくみ」解説パネル
- 「性転換という生き方」海水魚生体(ハマクマノミ)、マムシグサ3点
- 「オスどうしの闘いを利用した遊び」沖縄の闘牛資料3点、中国の闘コオロギ用具類11点、映像3編
<さて、ヒトの場合は・・・>
- 「わかりやすい女心」ガガンボモドキ類3種ペア6点、セッカの巣2点
- 「歌って踊ってプロポーズ」シオマネキ類7種計16点、モズ2点、ゲンジボタルペア2点、ヒガシカワトンボ3点、映像4編
- 「なぜかハデハデなオス」カモ類2種ペア4点、トリバネアゲハ類4種ペア8点、他蝶類3種ペア6点、淡水魚生体(グッピー)
- 「どうしてメスはハデ好み?そのナゾとき」インドクジャクペア2点、映像1編
- 「女はつらいよ?子供をのこす『たいへんさ』」鳥類の巣と卵2点、胎児2種2点、タマシギ3点
- 「ラブソングをあなたに」カエルの鳴き声と標本8種8点
<C. ダーウィン コーナー>
- 「あなたがステキだと思う異性と告白」投票コーナー
<イッカク コーナー>
- 年表、「性淘汰」理論を生み出した観察眼、著書「人間の進化と性淘汰」初版本
- 「キバのあるクジラ・イッカク」イッカク雌雄骨格標本、展示標本のオスと同一サイズのペーパークラフト、映像1編