石が持つ色
 鉱物を見たとき最初に目に留まるのは、その多様な色です。鉱物によって異なるのはもちろん、同じ種類の鉱物でも、わずかな条件の違いで一つ一つが違う色となります。
 赤色の辰砂、緑色の孔雀石、青色の藍銅鉱や青金石(瑠璃)などは、古くから天然の絵具として使われてきました。合成顔料が主流となった現代でも、日本古来の色名として私たちの生活の中に息づいています。
 
鉱物の色彩
硫黄黄銅鉱黄鉄鉱武石
トパーズ月長石フェルグソン石
燐灰ウラン鉱ルビー鉄礬柘榴石辰砂
異極鉱明礬石ジルコン紅亜鉛鉱
鶏冠石石黄リチア電気石紅簾石
菱マンガン鉱バラ輝石テフロ石翡翠輝石
クロム透輝石長崎翡翠翡翠軟玉ぶどう石
緑簾石橄欖石灰鉄柘榴石ヨハンセン輝石
孔雀石珪孔雀石アマゾナイト緑柱石
天青石藍銅鉱ベニト石青金石
サファイア方ソーダ石斑銅鉱(岩絵具)
 
鉱物の光り方
玻璃光沢蛍石樹脂光沢滑石
脂肪光沢玉髄金剛光沢閃亜鉛鉱
真珠光沢輝沸石絹糸光沢繊維状石膏
金属光沢黄鉄鉱