辰砂
Cinnabar
標本産地
奈良県宇陀市
化学組成
HgS
モース硬度
2 〜 2.5
結晶系
六方晶系
古くから赤色の顔料や水銀の原料として利用された鉱物で、朱(朱砂)あるいは丹ともよばれた。名前は、中国の辰州で良質なものが採れたことにちなむ。丹生や遠敷(古くは小丹生と表記)といった地名は、辰砂の産地であったことに由来すると考えられる。