このページの最終更新日:2019年2月10日 |
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友の会活動報告これまでの友の会活動について紹介します。
1月27日、福井市の三里浜にて、友の会行事『ビーチコーミング』が開催されました。昨年は中止となった本行事、今年も前日から当日にかけて雪となりましたが、天候は次第に回復して無事に開催することができました。 参加者数は30名近い大所帯。各々目的を持って、目を凝らしながら砂浜を歩きます。 1時間半ほどが過ぎたところで集合し、拾えたものについて品評会。ナミマガシワ・モモノハナガイなどの綺麗な貝殻や、国内外の人工物のほか、貴重なモダマを拾った参加者も。 また、ベテランのビーチコーマー達がこれまで拾い集めたものについても見せてもらうことができました。 様々な収穫があって、皆さん満足しているようでした。 (事務局・有馬) 今年も「冬の野鳥観察会」は、大野市南六呂師の福井県自然保護センターの「野鳥レストラン」で開催されました。 あいにくの雨模様でしたが、室内なので何の心配もいりません。 例年より雪が少なく、餌台に来る鳥も少ないとのことでしたが、会場に着くとシジュウカラやヤマガラがひまわりの種を目当てにせっせと餌台に訪れていました。 種数こそは少なかったですが、終盤になるとアカゲラも現れ、会場のテンションは高まりました。 多くの会員がアカゲラを観察でき、子ども達も双眼鏡を覗いてみたり、ヤマガラを観察してみたりと楽しんでいるようで、各々がそれぞれのペースで観察できるゆったりとした会になりました。 (事務局・出口) 12月2日、毎年恒例の活動報告会が博物館で開かれました。主な内容は「活動報告」と「今年の話題」で、そのほか「フォトコンテスト」や「私のプチコレクション」、ティータイムが会に華を添えます。 活動報告では「初夏の蝶と植物の観察会」「アクリル標本作り」「川のさかなを捕まえてみよう」「「キノコ観察会&きのこ鍋&バームクーヘン作り」について、それぞれの面白いエピソードを織り交ぜて話していただきました。 「今年の話題」は、出口がタイで観察した野鳥について、梅村学芸員が福井県内において分布を拡大しつつあるシタベニハゴロモについて、 最後に吉澤特別館長が今年の火星観測について発表し、どの話題も参加者は興味深く聞き入っているようでした。 今年で10回目になるフォトコンテストでは25作品が出展。「私のプチコレクション」は、県内各地の砂や、植物標本、ガの標本が出展され、どれも本格的で参加者を惹きつけていました。 (事務局・出口) 10月21日、福井県総合グリーンセンターにて「きのこ観察会&きのこ鍋&バームクーヘン作り」が行われました。当日は絶好の観察会日和。 まずグリーンセンター内にて、各自キノコの採集をスタート!地面を這うようにじっくりとキノコを探しました。 約2時間の採集の結果、カワムラフウセンタケやハタケシメジなどの食用キノコを含む計17種類のキノコが集まり、小林委員がキノコの同定と特徴などについて分かりやすく解説。 その後、お待ちかねのきのこ鍋をみんなで堪能した後、グループに分かれてバームクーヘンを作りました。みんなで協力して焼いたバームクーヘンは、甘くて香ばしく、とてもおいしかったですね。 (事務局・中村) 9月23日、福井市国見岳でアサギマダラのマーキング調査が行われました。越知山での開催を予定していましたが、土砂崩れの影響で場所を変更して開催。 案内人の小林委員からアサギマダラについて説明をしていただいた後、アサギマダラを探して歩くことに。 ほどなくして参加者がアサギマダラを採集。マーキングの方法を説明しつつマーキングをしてもらいます。小林委員が予めアサギマダラを採集しておいてくださったこともあって、参加者全員がマーキングをすることができました。 結局、この日マーキングできたアサギマダラは15頭と少なかったですが、子どもたちは秋の昆虫や植物も楽しんでくれたのではないかと思います。 (事務局・梅村) 9月2日、一乗谷川にて「川のさかなを捕まえよう」が開催されました。前日の段階では雨で川が増水し、開催も危ぶまれましたが、当日は絶好の川遊び日和に! 一部流れが速くなっている場所もあったため採集箇所を制限して、いざ川へ!サワガニが採れた子もいましたが、思ったように成果が上がらず、採集範囲を上流側にも拡大。 そこからカジカ、アブラハヤ、アジメドジョウなど様々な魚が採れるようになりました。中にはモクズガニまで捕った参加者も。採集よりも、むしろ川遊びを楽しむ子もいました。 普段なかなか接することの少ないであろう上流域(清流域)ならではの生き物を間近に観察することができて、少しプレミア感のある観察会になったのではないでしょうか。 (事務局・出口) 8月19日、友の会行事として初の「アクリル標本作り(正確には樹脂封入標本)」が博物館で行われました。 封入する昆虫はコガネムシ類やタマムシ、キイロスズメバチなど。無事に樹脂を流し込んだら、後は樹脂が硬化するのを待つだけ。 本行事では、既に樹脂封入した標本を磨く工程も体験。目の粗い紙やすりから細かい紙やすりへと順に磨いていくという根気のいる作業です。 どんどんとクリアになっていく標本にモチベーションを得て、ほぼ全員が仕上げのツヤ出しまで行き着きました。 今日、樹脂を流し込んだ標本は、硬化を待つため約一ヵ月後の引渡し。参加された皆さんには、その後の磨き作業も行い、樹脂封入標本を完成させて欲しいと思います。 (事務局・出口) 7月21日、毎年恒例の『ライトトラップ&BBQ』が開催されました。刈安山山頂では、17時を過ぎた頃から参加者が集まりだしBBQの準備。 BBQメニューは分厚い牛肉や鶏肉、ホルモン、フランクフルト、アユ、焼きそば!お肉もあれよあれよという間に減っていきました。 ライトトラップを設置すると、まず集まってきたのは網を持った子どもたち。暗くなると、今度は多くの昆虫が集まってきます。 目的はそれぞれ違いますが、ミヤマクワガタが私の頭にかけていたタオルに止まると、大勢の子が欲しがりジャンケン大会となりました。 BBQができて、昆虫採集ができて、子どもたちにとっては最高の夏休みの始まりだったのではないでしょうか。 (事務局・出口) 7月1日、法恩寺山にて『初夏の蝶と植物の観察会』が実施されました。梅雨とは思えないほどの晴天に猛暑も心配されましたが、標高が高いために時折涼しい風が吹き、 最高の観察会日和。法恩寺山有料道路手前の駐車場に集合し、出発間際になんと参加者が国蝶のオオムラサキを発見! 思わぬオオムラサキとの出会いに、みんな期待を膨らませながら法恩寺山を上がっていきました。 避難小屋周辺に到着後、昆虫と植物のグループに分かれて観察。この時期にしか見られない様々な動植物との出会いや発見があり、自然を満喫することができました。 (事務局・中村) 6月16日、大野市上伊勢にて、友の会行事『化石採集会』が開催されました。今回の目当てとなるのは、古生代シルル紀〜デボン紀の石灰岩。 交通規制による通行止めのため、集合場所を道の駅九頭竜から大野市街に変更し、そこから車で1時間半かけて移動。 入梅直後とは思えない晴天の中、川の中を2時間半ほど探し歩き、ウミユリやサンゴ類の化石を多数採集。 また、一部の参加者は博物館で化石を切断・研磨するクリーニングにも挑戦しました。 (事務局・有馬) 5月27日、足羽川の河原(福井市市波町)にて、友の会行事『砂金採りに挑戦』が開催されました。 今年も天候は良好。繰り返し参加している人も多く、そろそろ飽きてきたのではないかと思いきや、ベテランとなってより熱心に採集を行い、 地道な作業の繰り返しによって大小様々な砂金を発見していました。また、昨年教えてもらったガーネットも大粒のものを入手。探索はまだまだ続きそうです。 (事務局・有馬) 2018年度初の友の会の行事「山菜と春の昆虫」を4月22日に大安禅寺にて開催しました。 案内人の横道会長にご挨拶いただき、早速観察会がスタート!春の心地よい陽気の中、ギフチョウを探し一生懸命追いかける子どもたち。みんなで観察し、オスかメスかもしっかり調べます。 林道沿いでギフチョウの卵も見つかりました。真珠のような卵にはじめての参加者は感動しているようでした。 2時間ほどの観察のあとは、お待ちかねの山菜の天ぷら!コシアブラ、タラの芽、イワガラミなどおいしい天ぷらに加えて皆さんが持ち寄った山菜のおひたしなどをいただきました。 今回は友の会行事初参加の方も多くいましたが、皆が春の自然を十分に堪能できたのではないかと思います。 (事務局・梅村) 冬の野鳥観察会 2018年、新年一発目の友の会行事「冬の野鳥観察会」が1月21日に、福井県自然保護センターで開催されました。 心配されていた雪道も特に問題なく、ボランティアガイドの方の解説を聞きながら、餌台に訪れる野鳥を観察。 ひょうきんな顔つきのヤマガラや足羽山でもおなじみのシジュウカラは目の前まで近寄ってきて、その愛くるしい姿を見せてくれます。 大型のキツツキであるアカゲラやオオアカゲラは野鳥レストランのスター的存在でした。 しかし、中でも人気だったのが野生のニホンリス。ニホンリスが現れると、「どこどこ?」と会場中のレンズが彼(彼女?)の方に。 雪上を走り、幹をスルスルっと駆け上がる可愛いニホンリスを何度も観察することができました。 (事務局・出口) 活動報告会2017 12月3日、友の会の活動報告会が開催されました。活動の報告は、八田委員から『化石のクリーニング』、出口学芸員から『川のさかな・タナゴを捕まえてみよう』、 櫻井委員から『京都府立植物園を訪ねて』があり、会員の方々と活動を振り返りました。 小林しのぶ委員からは、『キノコ観察会&きのこ鍋&バームクーヘン作り』が天候不順のため中止になったため、 『足羽山のきのこ』についてお話いただき、美味しいきのこ鍋が振舞われました。 また、バックヤードツアーも企画され、プチコレクションには昆虫標本などの作品が集り、とても充実した活動報告会となりました。 (事務局・加藤) 鳥の巣箱を作ろう! 11月5日、前日までの荒天とは打って変わり、青空の広がる秋晴れ。風があり少し肌寒かったものの、合計22名もの方が集まりました。 概要説明とともに、シジュウカラが巣箱を使って営巣する写真を回覧。「森林性のゴキブリも入り得る」と現実的な説明も添えて。 1グループに1人野鳥の会の方がつき,教えてもらいながら巣箱作り。年齢の小さい参加者は釘打ちになかなか苦戦している様子。 それでも保護者や野鳥の会の方の力を借りて一枚ずつ組み立て。 周囲にはとんかちの音が「トントントン」と響き、博物館の前を通る人も「なんだ?」と注目していきます。 作成した巣箱は、招魂社付近に設置。「高さ2〜2.5m」「設置場所の下に極力枝葉がないこと」などの条件に合う樹を探し巣箱を取り付けていきます。 みんなの期待はひとつ!「鳥が入ってくれると良いな〜」。来年の春が楽しみです。 (事務局・出口) 松岡古墳群の自然観察会 10月15日、松岡古墳群にて自然観察会が実施されました。当日は、早朝からどんよりとした曇り空が広がり、開始早々に雨がぱらつくなどあいにくの空模様でしたが、 幸いにも観察会が中断するほどの本降りになることなく、和気あいあいとした観察会となりました。 まず始めに、観察会の日程とルートなどの説明のほか、スズメバチやヤマカガシ、ツタウルシなどの危険な動植物について紹介。 続いて、松岡古墳群と時代背景などについての詳しい解説があり、これから出会う古墳にみんなで期待を膨らませながら観察会がスタート。 道中では植物の解説のほか、キノコの解説などもあり、盛りだくさんの内容。「これ1本で3人が死ぬ」という「ドクツルタケ」は衝撃的でした。 12時頃には山頂の少し手前の「三峰山城跡」に着き、昼食。さらに30分ほど歩き、ようやく山頂の「日本松山古墳」に到着しました。 みんなで山頂からの広大な眺めを楽しみ、記念撮影。自然観察は、新しい発見や、その時期にしか見られない動植物との出会いなどがあって、やっぱり楽しいですね。 (事務局・中村) 京都府立植物園研修旅行 9月30日、友の会で初めての研修バス旅行が開催されました。行き先は、日本で最初の公立植物園として1924年に開園した京都府立植物園です。 当日は、8時にマイクロバスにて出発。途中、滋賀県高島市の有名なメタセコイア並木を通るなど、道中、窓から見える景色は最高でした。 植物園には11時30分に到着。温室に入ったり、散策したり、遊具で遊んだりと、心地よい秋晴れの中、広い園内で1時間ほど思い思いに過ごしました。 13時に正門前に再集合し、みんなでボランティアガイドの説明を受けながら、約1時間、樹木の観察を楽しみました。 巨大なヒマラヤスギの林やクスノキの並木など歴史を感じる巨木のほか、秋サンゴとも呼ばれるサンシュユの美しい果実、 セイヨウハシバミ(ヘーゼルナッツ)の花、ニワウルシのタネの飛ぶ仕組みと、普段なかなか見られない珍しい樹木を楽しく観察することができました。 15時には植物園を出発。短時間にぎゅっと詰まったスケジュールとなり、名残惜しい気もしましたが、わくわくする楽しい一日でしたね。 (事務局・中村) アサギマダラのマーキング調査 9月24日、越知山でアサギマダラのマーキング調査が行われました。当日は快晴で絶好の観察会日和。越知神社の駐車場を拠点に、周辺でアサギマダラの探索を開始。 さっそく、1頭が飛来し、参加者みんなで狙いますが、ここはアサギマダラに逃げられてしまいました。 その後、温度が上がってくるにつれてアサギマダラの飛来数も増え、子どももお父さんお母さんもアサギマダラを追いかけます。 そして、「アサギマダラが採れた」との声が聞かれるようになり、お母さんと一緒にマーキングをする子どもたち。 マーキングのために、そして標本を作るためにと一生懸命アサギマダラを追いかける子どもたちの姿は何ともほほえましい光景でした。 最終的にはみんなで40頭近くにマーキング。今年こそは、どこかで再捕獲されればいいなと思います。 (事務局・梅村) タナゴを捕まえてみよう 9月3日、上文殊地区を流れる江端川にて「川のさかな・タナゴを捕まえてみよう」が行われました。 さわやかな秋晴れのもと、まずは、前日に仕掛けたもんどりを引き上げることに。中に入っていたのは、タモロコ、タイリクバラタナゴ、イチモンジタナゴ、カワムツ! 次は、網を持って川の中に。最初、子供たちは魚影を見つけては、それをすくい上げようとしていましたが、なかなか捕まらず・・・ 網を片手に、足で川底や水草をガサガサすると良いことを伝えると、コツを掴んだのか、ドジョウやトノサマガエルを捕まえていました。 川の上流、下流を行き来し、なかには県域絶滅危惧U類のヤリタナゴを捕まえている参加者も。 1時間ほど採集を楽しんだところで、川から上がり、捕まえた魚や貝などについて解説。 今回はナマズのようなインパクトのある魚は採れなかったものの、川遊びをする、小川に棲む生物に親しむ良い機会となったのではないでしょうか。 (事務局・出口) ライトトラップ&BBQ 7月29日から30日にかけて、大観察会「ライトトラップ&BBQ」が行われました。今年も昨年同様あわら市刈安山で実施。 みんなで協力をしてまずはバーベキューを準備。手際よく火をおこし、肉と焼きそばを焼いていきます。 子どもたちはバーベキューを食べつつも、時折網を持って昆虫を探している様子。19時30分にライト点灯。30〜40分してミヤマクワガタを採集したとの声。 カブトムシやクワガタムシを探す子どもたちにも熱が入りますが、なかなかクワガタは飛来せず。しかし、ライトトラップ常連の子たちはしっかりとクワガタを採集。 また、別の子はカブト・クワガタを狙いつつ、ガをいっぱい採集していました。子どもたちの今年の夏の自由研究も楽しみなところです。 ライトトラップを見ながら、周りの林でも昆虫を探す参加者。今年はニイニイゼミやマダラカマドウマの羽化を観察できました。 例年に比べて昆虫は少なかったように思いますが、それでもみんなでわいわいと昆虫を捕まえつつ、バーベキューを堪能でき、楽しい思い出になったのではないかと思います。 (事務局・梅村) 化石採集とクリーニングに挑戦 6月17日、南越前町芋ヶ平にて、友の会行事『化石採集会』が開催されました。今年は入梅が遅れ、この日も強い日差しが照りつける晴天。 集合場所である今庄駅から車で30分、さらに徒歩で15分ほど移動した先、蓮如上人が休憩したと伝わる崖が、今回の目的地である古生代石炭紀〜ペルム紀の地層。 崖を叩くわけにはいかないため、転石から白い石灰岩を探します。1時間弱の探索で、フズリナやサンゴの入った石灰岩を多数採集。 翌日には、博物館にて化石のクリーニング体験を実施。研磨剤と回転盤を使って、前日採った石灰岩を地道に磨いていきます。 また、昨年採集した化石などはルーターを用いてクリーニング。普段なかなか経験しない作業に悪戦苦闘しながらも、綺麗に磨き上げることができました。 (事務局・有馬) 砂金採集に挑戦 5月28日、足羽川の河原(福井市市波町)にて、友の会行事『砂金採りに挑戦』が開催されました。 横道会長から砂金の採り方について説明があった後、早速採集に挑戦。開始後しばらくは曇り空で肌寒いくらいでしたが、 次第に晴れ間が見え始め例年通りの強い日差しに。魚やヤゴ、トンボといった生き物の姿に気を取られながら、岩の割れ目から土をかき集めたり、 あるいは草むしりの要領で根の周りの土を集めたりして、砂金を探し出します。何度も参加したことのあるベテラン参加者を中心に、 大粒のものも含めて多くの砂金を見つけ出すことができました。砂金以外にガーネットなども見つかっており、今後はこちらも探してみたいところです。 (事務局・有馬) 山菜と春の昆虫 2017年度初の友の会の行事「山菜と春の昆虫」が4月16日に大安禅寺にて開催されました。前日の曇天とは打って変わり、歩いていると汗ばむような陽気の中、 早速観察会がスタ−ト!ギフチョウを追いかける子供たち、道沿いに生育するスミレを観察するグループ、イワガラミやコシアブラなどの山菜を採取するグループなど、 皆さん思い思いに自然を楽しみます。中には1人で何頭ものギフチョウを捕まえるお子さんも!交尾をしているギフチョウもいて、皆さん写真を撮られていました。 2時間ほどの観察のあとは、お待ちかねの山菜に舌鼓! 中には、タチツボスミレやアサツキなど風変わり?なものも!また皆さんからは山菜の酢漬けやおひたしも持ち寄られ、山菜をお腹いっぱい堪能しました。 (事務局・出口) ビーチコーミング 2月19日、石川県加賀市の片野海岸にて、友の会行事「ビーチコーミング」が開催されました。雪予報に若干の不安がありましたが、予想に反しての好天。 貝殻に穴が開いている理由や現地の変わった地質地形などについても話しながら、和気藹々と砂浜を探索。 二時間ほどの間に、浮きや漁具、外国製のビンや玩具、そして貝殻や植物のタネなど様々なものを発見。珍しいものとしては、ヒョウタン、合弁のナミマガシワ、 ネズミ2匹の死骸などが得られました。また、案内人の用意した珍しいモダマやウニの殻も見せてもらうことができました。 (事務局・有馬) 冬の野鳥観察会 1月22日に福井県自然保護センターで「冬の野鳥観察会」が開催されました。昨年は雪のために中止になってしまいましたが、 今年は天候に恵まれ会場に集ることができ、野鳥レストランに訪れる様々な野鳥の観察をすることができました。 今回は、自然保護センターの方がエサを補充する様子も見せてくださいました。エサには、リンゴ、ミカン、ヒマワリの種子、アワの種子、ミルワーム、牛脂、 クルミを与えているそうです。野鳥によって、好みが異なることも見ることができ、野鳥への関心がさらに深まりました。 (事務局・加藤) 活動報告会 12月11日、活動報告会が開催されました。案内者、参加者の皆様から各行事についてコメントをもらいながら、和気藹々とした雰囲気のなかで進行。 今年は5つの話題提供、中村学芸員から『タネの話』、加藤から『来夏、彗星展準備中☆』、 梅村学芸員から『昆虫たちのメッセージ〜福井県の自然環境と絶滅危惧種の昆虫たち〜』、八田委員から『博物館で盆栽』、 伊藤副会長から『3つの話題 巨大虫かごと冷蔵庫、おまけは南の島』があり、いろいろな興味深い話を聞くことができました。 ティータイムには今年8回目となるフォトコンテストが行われ、顧問の吉澤館長からは昨年度行事のときに死体を回収したサルの剥製のお披露目があり、 充実した活動報告会となりました。 (事務局・加藤) キノコ観察会&きのこ鍋+バームクーヘン作り 11月23日、坂井市三国町のテクノポート福井総合公園にて「きのこ観察会&きのこ鍋&バームクーヘン作り」が行われました。 当日は小雨の降り続くあいにくの天気となりましたが、総勢38人の方にご参加いただき、クロマツ林にて各自キノコの採集をスタート。 地面を這うようにじっくりとキノコを探しました。約1時間の採集の結果、シモコシやハツタケなどの食用キノコを含む計12種類のキノコが集まり、 案内人の小林委員にキノコの同定と特徴などについて分かりやすく解説していただきました。 その後、お待ちかねのきのこ鍋をみんなで堪能。きのこ鍋をたっぷりいただいた後、グループに分かれてバームクーヘンを作りました。 皆さん初めての経験でしたが、みんなで協力して焼いたバームクーヘンは絶品でした! (事務局・中村) 鳥の巣箱を作ろう 11月6日、「鳥の巣箱を作ろう」が自然史博物館で開催されました。 当日は風が少し強く寒く感じることもありましたが、博物館旧館前の屋根の下でブルーシートを広げて巣箱作りがスタート。 作業中は、金槌のトントンいう音があちらこちらから聞こえていました。 わからないところは、周りの参加者と協力しながら試行錯誤。子どもたちは工作に夢中! 参加者からは「子どものころに帰ったみたいに、工作を楽しめました」との感想も聞かれました。 完成した巣箱は、三脚を昇って足羽山の木々に設置していきました。来年の春、シジュウカラが巣を使ってくれることが今から楽しみです。 (事務局・加藤) 化石採集会 10月30日、大野市下山にて友の会行事『化石採集会』が開催されました。 今回は案内人の八田委員が事前に大野市教育委員会から化石採集の許可を取り、九頭竜温泉平成の湯から程近い場所で化石を採集。 流れの強い川や、ぬかるんだ泥に足を取られながら、化石の入っていそうな転石を探します。 1時間半ほど石を探しては割ってを繰り返し、小さいながらも丸々のアンモナイト化石を数人が発見。 その他、アンモナイトの一部や、中生代の二枚貝イノセラムス、植物の枝と思われる化石なども見つけることができました。 (事務局・有馬) アサギマダラのマーキング調査 10月2日、アサギマダラのマーキング調査が行われました。足羽山や八幡山でもアサギマダラがそれなりに目撃されており、行事当日も天候に恵まれたことから、 たくさんのアサギマダラにマーキングできることを期待して越知山へ。ススキの花穂や種子のついた枯れ尾花の説明、 トチの木やホオノキの葉のつき方の説明などをしていただいた後、昨年アサギマダラがたくさん見られたポイントへ向かいます。 しかし、いざポイントにつくと、昨年アサギマダラが蜜を吸っていた植物が全く見当たらない。越知神社の神主さん話では、行事の数日前に植物を刈ってしまったとのこと。 結局駐車場を拠点に越知神社までの間でアサギマダラを探すことに。昨年に比べて数は少なかったですが、参加者みんなで16頭のアサギマダラにマーキングできました。 来年こそは、うまく時期を当てて、たくさんのアサギマダラにマーキングできればと思います。 (事務局・梅村) 川のさかなを捕まえてみよう 8月28日、『川のさかな・タナゴを捕まえてみよう』が開催されました。 台風が近づき、時折小雨がぱらつく中の開催でしたが、子どもたちは元気いっぱい!バケツいっぱいのサカナを捕まえることができました。 案内人の浅利裕太会員は大きなナマズを捕まえ、ナマズのひげは稚魚のときには6本あるが、大人になると4本になるなど、魚のふしぎについて解説をしてくださいました。 また、案内人の浅利裕美会員からは、ヌマムツとカワムツは、鱗の数を数えることで、見分けることができるとのお話もあり、とても興味深く聞き入ってしまいました。 さらに、観察会は魚にとどまらず、カワニナは細長い巻貝、サカマキガイは巻き方が逆巻き、捕まえたヤゴについてサナエトンボは平たい形をしているなど、 川の生きものについても学びました。 (事務局・加藤) ライトトラップ&BBQ 7月30日から31日にかけて、大観察会「ライトトラップ&BBQ」が行われました。今年も昨年同様あわら市刈安山での実施。 当日は天候に恵まれ、福井市内はとても暑かったですが、キャンプ場周辺は涼しく快適な中でのライトトラップとなりました。 17時に集合。みんなで協力をしてまずはバーベキューを準備。19時30分にライト点灯。昨年はクワガタムシがたくさん飛来しましたが、今年はなかなか飛来せず。 そんな中でも周囲のコナラの木などでクワガタが採れたとの声がちらほら聞かれました。一方、ガを採集したくて熱心にライトトラップを眺める子どもの姿も。 オオミズアオが採りたいと昨年のプチライトのときから言っていた子は、念願かなってオオミズアオをGet。 ライトトラップに熱心になる人たちがいる一方で、バーベキューや天体観望会を楽しむ参加者の姿も。 ライトトラップは12時で終了。ミヤマクワガタの大きな♂が飛来しましたが、クワガタは昨年ほど来ませんでした。 でも、捕まえたガやクワガタムシの標本作りに挑戦するという子も。 翌朝は植物観察会を実施。植物の名前だけでなく、リョウブなど植物の名の由来や、ススキやホオノキなどの葉を使った遊びの紹介もあり、楽しい観察会でした。 (事務局・梅村) プチライトトラップ 7月10日、友の会行事『プチライトトラップ』が坂井市三国町黒目(三里浜緩衝緑地公園)で行われました。当日は小雨が降ったりやんだりの天気で、 観察会を実施するかの判断にギリギリまで悩みましたが、天気は回復するとの予報を信じて実施することに。 道の駅みくにに集合し、観察場所へ移動。会員の方に手伝ってもらいながら、ライトトラップのセットを組み立てて点灯。2箇所でトラップを設置して昆虫を待ちました。 昆虫の飛来は少なく、やはりだめか・・と思いましたが、コクワガタのオスを見つけたとの声が。 その後、小型のヒラタクワガタ、ノコギリクワガタも飛来し、大きなカブトムシまでやってきました。 途中、樹液が出ているというアラカシ(?)にカブトムシがいるのを発見。参加者に呼びかけて樹液に来ているカブトムシを観察しました。 その後、カブトムシ希望者の子どもたちでじゃんけん大会。結局、常連の子どもさんたちがカブトムシをgetしました。 このほかに、コクワガタのメスなども何個体か飛来したようで、コガネムシやガなどの昆虫が少ない割には多くのカブト・クワガタがやってきてくれて、 案内人の伊藤委員と事務局梅村はほっと胸をなでおろしたのでした。 (事務局・梅村) 三大惑星と月を見よう 6月11日、友の会行事『三大惑星と月を見よう』が開催されました。雲が多く、天気を気にしながらの天体観望会となりましたが、 なんとか月と木星、土星、火星を観望することができました。特に、今年の火星は5月31日に、2年2ヶ月ぶりに地球へ再接近したばかりということもあり、 明るく赤色に輝く様子を見ることができました。 (事務局・加藤) 砂金採集に挑戦 5月29日、足羽川にて友の会行事『砂金採りに挑戦』が開催されました。福井市市波町の河原に到着して、横道委員から砂金の採り方について説明があった後、 早速採集を開始。夏のような暑さと強い日差しの下、木や草の根元を掘り返したり岩をめくったりしながら砂金の入っていそうな土をかき集め、パンニング皿で砂金を選別。 キラキラ光る雲母に惑わされたり、姿を現したイシガメの子供に気を取られたりしながら、必死に砂金を探します。およそ2時間の間に、 皆なんとか砂金を見つけることができました。 (事務局・有馬) 早朝の野鳥観察会 5月15日、友の会行事『早朝の野鳥観察会「姿を見せるか!サンコウチョウ!」』が開催されました。天候に恵まれ、朝の気持ちよい空気の中、観察会が始まりました。 案内人を務めていただいた谷さんが解説をしていると、サンコウチョウやハシボソガラスの鳴き声が聞こえたり、トビが飛んでいったりと、 野鳥たちが歓迎してくれているかのように、賑やかでした。林道を進むと、オオルリの姿を観察することができました。 サンコウチョウの姿を見ることはできませんでしたが、 カエルやヘビ(ヤマガカシ)、サワガニ、トンボ、アワフキムシなどの動物に加え、 シライトソウやウマノアシガタ、ムラサキケマンなどの花やハナイカダ、マムシグサ、コウライテンナンショウなど、さまざまな植物にも出会うことができ、 野鳥だけでなく、自然観察も満喫することができました。 (事務局・加藤) サクラガイを採れず 2月14日、石川県志賀町の増穂浦で友の会行事「絶対にサクラガイを採るぞ」が開催されました。福井からの道中激しかった雨も上がり、 現地に到着して早速サクラガイを探し始めたのですが・・・・・・風が北風に変わり波が荒くなるまでの約1時間半、浜辺を延々と歩きながら探したにも関わらず、 サクラガイは1つも見つけることができませんでした。拾うことができた貝殻は、モモノハナガイ、アサリ、シオフキ、タマキガイ、チリボタンなど。 福井の海岸とはやや違った種類の貝殻を拾うことができましたが、行事としては残念な結果となりました。 2015年度活動報告会 12月13日、友の会の活動報告会が開かれました。『大安寺で山菜と春の昆虫』、『プチライトトラップ』、『ライトトラップ』、『アサギマダラのマーキング調査』、 『川のさかな−タナゴを捕まえてみよう』、『化石採集会』の報告で活動を振り返り、伊藤哲男副会長が『うかうか(羽化)出来ないスミナガシ!』、 梅村学芸員が『三ノ峰に高山性昆虫を求めて』、八田委員が『国見層の動物』とそれぞれ話題提供をしました。ティータイム時には今年7回目となるフォトコンテストが行われ、 総勢22作品の力作の写真の中から昆虫部門、動物部門、植物その他部門の部門別にグランプリが決定しました。さらに、プチコレクションにはキノコの標本などの作品が集まり、 充実した活動報告会でした。 (事務局・鈴木) 鳥の巣箱作り 11月1日(日)13時から15時20分まで、博物館旧館玄関前で、野鳥の会の土田さん、柳町さん、瀬戸さんの指導のもと、シジュウカラの巣箱作りに挑戦しました。 はじめに、巣箱にはどんな鳥が来るのか、どうやって取り付けると良いのかなど解説をいただいた後、金槌と釘を使って木の板を組み上げて巣箱を作りました。 金槌と釘を使うことに慣れないこどもたちも、親子で協力して、立派な巣箱を完成させることができました。 完成した13個の巣箱には、マジックで今年設置したことが分かるように、「15」の数字と、「1〜13」の番号を書いて、地図に設置した位置が分かるようにマークしながら、 木に縛っていきました。自然史博物館の周辺を散策していると、今回作った巣箱を見つけられる方があるかもしれません。 シジュウカラのカップルが巣箱を使い始めるのは来年の春ごろ。今回作った巣箱を使ってもらえると、とても嬉しいですね☆ 準備をしてくださった野鳥の会の土田さん、柳町さん、瀬戸さんありがとうございました。 (事務局・加藤) 化石採集会 10月25日、福井市国見町三本木にて友の会行事『化石採集会』が開催されました。集合場所の鮎川海水浴場から山の方に入り、崖のところで地層について簡単に解説した後、 化石採集を開始。1時間半ほどの間に、ビカリア、アカガイ、ユキノアシタガイなどの大きな化石が次々と見つかりました。中にはカニの腕と思われる珍しい化石も。 多くの参加者が満足のいく結果を出せたようでした。 (事務局・有馬) アサギマダラのマーキング調査 9月27日、アサギマダラのマーキング調査が行われました。今回はアサギマダラが多数飛来するという情報を頼りに越前町越知山で実施することに。 集合場所の福井市SSTランド駐車場にて案内人の伊藤勝幸委員からアサギマダラの特徴や雌雄の見分け方について説明をしてもらいました。 その後、各自車で越知神社近くの駐車場まで移動。林道を歩きながらアサギマダラを探します。歩き出してすぐにアサギマダラの姿が!伊藤委員がすかさず捕獲して、 マーキングの方法を教えてくれました。その後、林道を歩きながらアサギマダラを探します。大きなヤマビル?を見つけた、カナヘビを見つけたとか、 ヒミズが死んでいてかわいそうとはしゃいだりする子どもたち。そうかと思うと、アサギマダラが見つかればそれを捕まえようと一生懸命になる子どもたちの熱心な姿に、 フィールドに出て実際に自然に触れることで、感受性の強い子どもたちがいろいろなことを感じてくれている、自然観察会ってやはりいい機会だなと改めて思いました。 林道ではあまりアサギマダラにマーキングをできなかったので、越知神社のほうに移動。 そこでオオルリボシヤンマを見つけたトンボ大好きな会員の横山君はオオルリボシヤンマを絶対採集する!と言い出します。 越知神社の許可を得て池の周りで自然観察をすると、アズマヒキガエルが見つけたとの声が。 水生昆虫や水の中の生き物が大好きな山下君がアズマヒキガエルを捕獲して持ち帰ることに。 そうこうしている間に伊藤委員と事務局梅村は越知神社の周辺でアサギマダラを探します。そこには花に蜜を吸いに訪れているアサギマダラの姿がたくさんありました。 参加者にアサギマダラがいることを伝えても子どもたちは池の周りの生き物探しに夢中。小林会員と梅田さんはアサギマダラを捕まえに来てめでたくマーキング (梅田さんは今回がアサギマダラマーキング初体験とか)。しばらくすると子どもたちはちゃんとオオルリボシヤンマを捕まえて (しかも、なかなか捕まえられないエゾゼミのメスまで捕まえて)アサギマダラのマーキングに合流しました。最終的にはみんなで30頭以上のアサギマダラにマーキングし、 観察会は終了しました。 (事務局・梅村) 川の魚・タナゴを捕まえてみよう 9月6日、友の会行事『川のさかな-タナゴを捕まえてみよう-』が開催されました。昨年は台風が接近していたため中止になったこの行事。 今回も、雨が降っていてあまり良いコンディションではなかったため、今回も中止にするかどうか迷いましたが、前日の夕方、川の中に罠(もんどり)を仕掛けておいたので、 その中に入っている魚の観察だけでもしていただこうと思い実施しました。もんどりの中には、約5種の魚が入っていました。 ドジョウ、ヌマチチブ、ヤリタナゴについては同定できるものの、他の魚は稚魚であるためはっきり同定できませんでした。 多分、オイカワとカワムツまたはヌマムツだということでした。そのほか、案内人の浅利裕太さんが川に入って、スッポン、アメリカザリガニ、モノアラガイ、カワニナのほか、 ニシキゴイを2個体採取しました。もんどりで採れた魚が5種というのは少なく、ヨシノボリやドンコなども入る可能性があります。 しかし、ニシキゴイが川に入りこみ捕食したことで減ってしまったために採れなかったのかもしれません。途中、雨が弱まったので20分ほど、 水深の非常に浅い用水路で採集を行いましたが、あまり採れなかったようでした。天気が良くて、川の水がもっと少なければ江端川の本流でも魚とりをできたのですが…。 来年こそは天気が良い日に実施したいものです。 (事務局・鈴木) ライトトラップ&BBQ 7月25日から26日にかけて、大観察会「ライトトラップ&BBQ」が行われました。例年大野市小池で行っているこの行事、今年は場所をあわら市刈安山に変えての実施となりました。 当日は天候に恵まれ、とても暑い一日。大野市小池に比べて標高も低いため、暑さとカ・ブユが心配でしたが、刈安山のキャンプ場の周辺にはコナラの林が広がっており、 カブトムシやクワガタムシの飛来にも期待が高まります。17時に集合。事務局梅村が現地に着いたときにはすでに何組かの参加者が集まっていました。 みんなで協力をしてまずはバーベキューを準備。手際よく火をおこし、伊藤副会長が準備してくださったおいしい肉と焼きそばを焼いていきます。子どもたちは食事そっちのけで、 捕虫網片手にカブトムシやクワガタムシ、トンボなどを探したり、木の枝を使っての遊びに夢中。友の会行事の常連さんが多く、子どもたちも仲良く遊んだり、 虫を探したりする姿がとてもほほえましく映ります。一通り肉、焼きそばを食べておなかいっぱいになった頃にライトを点灯。しばらくすると、ミヤマクワガタが採れたとの声。 ライトトラップで、またコナラの樹でクワガタが採れたという声が次々と聞かれます。中には、木屑の中からクワガタの幼虫を見つけ出すお母さんも。 小池に比べてガやコガネムシの飛来は少ないものの、多くのミヤマクワガタ、少数のコクワガタを採ることができ、 参加した子どもさん全員がクワガタムシを持ち帰ることができました。また、昨年好評だった加藤学芸員の解説による天体観望会も実施。 などを見ることができました。 今回は近場で道が安全であるということから、22時頃には帰る参加者も多かったですが、残った人たちで0時頃までBBQとライトトラップを続けました。 途中、ニイニイゼミの幼虫が見つかり、羽化の様子を観察する参加者もいました。ライトトラップは、22時以降はクワガタの飛来もなく、 翌朝までライトを点灯しても22時時点と飛来する昆虫は大きく変わりませんでした。特に珍しい昆虫が来たわけではありませんが、カにも悩まされず、 ミヤマクワガタやコクワガタに加え、ニイニイゼミ、ヒグラシ、キマダラカミキリ、ウスバカミキリなど平地から低山地の昆虫を観察でき、綺麗な星空も見ることができ、 おいしい肉を食べることもできで、参加者の方も満足のいく観察会になったのではないかと思います。 (事務局・梅村) プチライトトラップ 7月11日、芦原青年の家で「プチライトトラップ」が開催されました。一泊でのライトトラップへの参加は難しい会員にもライトトラップを体験していただきたいとの思いから、 昨年より始めたこの行事、今年も昆虫好きな子どもたちが集まってくれました。プチライトトラップではなるべくいろいろな場所でライトトラップを行いたいという考えもあり、 昨年多くのクワガタが飛来した三国町三里浜緩衝緑地公園から場所を変えての実施。昨年同様クワガタムシが見られるか心配しながら行事にのぞみました。 19時30分にライト点灯。今回は芦原青年の家のご好意で1台は電源を使わせてもらって青年の家のグランド、1台は発電機を使って、 コナラの森の中にあるキャンプ場でトラップを設置しました。2つのトラップ間を移動しながら昆虫を探す参加者。ニイニイゼミの羽化、アブラゼミの羽化や、 クモを狩るベッコウバチの姿を観察しながらトラップへの昆虫の飛来を待っていると、コクワガタが採れたとの声が。その後、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタも飛来し、 昨年と同じくらいのクワガタムシが採集できました。また、シロスジカミキリ、ウスバカミキリ、ノコギリカミキリ、ミヤマカミキリ、アオスジカミキリ、 キマダラカミキリなどの大型カミキリも飛来。北潟湖の湖畔であることもあり、水生昆虫のコガムシ(全国的に減少しているといわれる昆虫です)も多数飛来しました。 ガ、コガネムシなど飛来した昆虫の個体数は多くはなかったですが、参加者のどの親子も1頭はクワガタが採集でき、 伊藤哲男副会長はカミキリやムネアカセンチコガネが採集できて、皆さんに満足いただける観察会になったのではないかと思います。 芦原青年の家の利用に際して便宜を図ってくださった会員の佐々木さんに感謝感謝です。 (事務局・梅村) 砂金採集会 6月7日、足羽川にて友の会行事『砂金採集に再挑戦』が開催されました。河原に到着して、横道委員から砂金の採り方について説明があった後、砂金採集に挑戦。 今年は例年よりも河原の広い範囲にまで広がって、岩の隙間や草の根についた土を集め、パンニング皿で砂金を選別。 すべての家族が大なり小なり砂金を採集することに成功しました。 砂金採集の傍ら、今年もサワガニや魚を追いかけて自然を満喫する子供たちの姿を見ることもできました。 (事務局・有馬) 山菜と春の昆虫 4月12日、2015年度初めてとなる友の会行事『大安寺で山菜と春の昆虫』が開催されました。今年は4月に入ってから天候の悪い日が多く、 観察会が無事にできるかと1週間前から心配しながら当日を待ちました。週間予報によれば、行事当日は晴。 天気よ、どうか変わらないでくれと願って迎えた当日は風もなく穏やかな晴天。ちょっと早めに会場に到着すると、ギフチョウも飛んでいてくれました。 9時前に参加者の方も集まりだし、案内人の横道会長、伊藤哲男新会長の挨拶の後に観察会がスタ−ト。 観察会スタート前から捕虫網を持ってギフチョウを追いかけていた子どもたち。観察会がはじまると、仲良く林道をどんどんと歩いていき、ギフチョウを探します。 何頭もギフチョウが採れた頃に、子どもたちから変なギフチョウが採れたよとの声。見てみると何と、交尾をしているギフチョウでした。 これまでにもギフチョウの交尾は何例か観察していますが、午前中に交尾をしているのを観察するのは私もはじめて。早速、参加者の方に見てもらい、 その後木の枝につかまらせて写真を撮影。伊藤委員、事務局梅村に混ざって鳥の写真を撮影するのが好きな坂本さんが何枚もシャッターを切っていました。 その後、交尾済みのギフチョウも採集され、ギフチョウのオスとメスの違いや交尾前後のメスを確認することができました。 帰り道にカンアオイで卵を探すも確認することはできませんでした。昆虫好きな人たちがギフチョウや各々昆虫を採集している間に、植物が好きな方たちはどんどんと山菜を採集。 イワガラミ、タラ、シュンランなど天ぷらの材料もどんどん集まります。2時間ほどの観察のあと、天ぷら奉行横道会長の手際よい準備によって次々に揚げられていく天ぷら。 天ぷらに加え、横道会長が準備してくださったツクシの煮物、梅田正さんが準備してくださったチラシ寿司、松本委員が準備してくださった山菜のおひたしなどで豪華な食卓に。 春のうららかな陽気の中、山の恵みを堪能して観察会は終了しました。 (事務局・梅村) 友の会総会 3月22日、友の会総会が行われました。議長選出の後、梅田委員から2014年度の行事報告がありました。2014年度は計画した13回の野外観察会のうち10回(実施確率約77%) を実施できたという結果とともに、各行事について詳しく報告していただきました。そのあと、2014年度の会計報告、役員の選出、2015年度の行事計画、予算案の議案が承認され、 2015年度の友の会活動が正式にスタートしました。ティータイムの後は、鈴木が『自動撮影カメラが捉えた夜の動物たち』のタイトルで講演を行いました。 一昨年より足羽山で行っている自動撮影カメラを使った哺乳類調査で撮影された哺乳類を紹介しました。哺乳類は基本的に夜行性のため、 観察するのが難しく生でじっくり見る機会が少ないため、あまり馴染みのない種類もいて動物当てクイズのような形式で楽しんでいただけたと思います。 これを機に、足羽山の哺乳類に対する関心が高まればいいなと思います。 (事務局・鈴木) 貝殻採集会 2月15日、坂井市浜地海水浴場にて友の会行事『貝殻採集会』が開催されました。雨上がりの青空と、吹きつける激しい北風の中、各々砂浜を歩いて貝殻を採集。 1時間半ほどかけて採集された貝は、カズラガイ、ツメタガイ、ベンケイガイ、チリボタン、サルボウ、モモノハナガイ、その他多数。 貝の他にも、ウニの殻やカニの爪、コウイカの甲、ヒシの実など。ビーチコーミングという目的ではありませんでしたが、外国産の缶詰にもみんな興味津々でした。 (事務局・有馬) 冬の水鳥観察会 2015年1月25日、友の会行事『冬の水鳥観察会』が滋賀県長浜市の湖北野鳥センターで開催されました。 この時期は天気が荒れやすく、湖北野鳥センターでの観察会は中止となることが多いのですが、今回も天候に恵まれ無事開催できました。 まず、センターのスタッフの方からコハクチョウ、オオワシ、オオヒシクイについてご説明いただいてから、屋内と屋外で野鳥の観察を行いました。 屋内からは望遠鏡でオオヒシクイなどを観察しました。屋外では午前中に山本山のオオワシの観察を行いました。望遠鏡を使ってみることで、木に止まっているオオワシを見ることができましたが、ほとんど風がなかったため、飛び立つことはなく飛ぶ姿を見ることはできませんでした。 午後は、湖岸を歩きながらカモ類などを観察しました。昨年は防波堤の周辺でたくさんのカモ類を観察できましたが、今回は個体数、種数ともに少なく、マガモやホシハジロなどがわずかに観察できただけでした。 観察できた水鳥の種数は少なめでしたが、冬鳥のカシラダカやジョウビタキなど水鳥以外の鳥がやや多く観察できたため、合計で28種もの鳥が観察できました。 (事務局・鈴木) 活動報告会 12月7日、友の会の活動報告会が開かれました。『ライトトラップ』、『早朝の野鳥観察会』『化石採集会』、『きのこ観察会&きのこ鍋』の報告で活動を振り返り、加藤学芸員が『彗星の話』、鈴木が『ヒツジの話』、八田委員が『恐い虫』とそれぞれ話題提供をしました。 それぞれ、凝った作りの面白い話題提供となっていましたが、八田委員の話は最近話題となっているセアカゴケグモなどについての話を参加者が興味深く聴いていたようでした。 ティータイム時には今年6回目となるフォトコンテストが行われ、総勢19作品の力作の写真の中から昆虫部門、動物部門、植物その他部門の部門別にグランプリが決定しました。さらに、プチコレクションも作品がたくさん集まり、充実した活動報告会だったと思います。 (事務局・鈴木) きのこ観察会&きのこ鍋 11月30日(日)、ふくい健康の森にて「きのこ観察会&きのこ鍋」が行われました。当日は快晴にも恵まれ、最高の観察会日和となりました。 参加者は大人26人、子供8人の計34人でした。まず松本委員に、日程や注意事項などの事前説明をしていただきました。そしていよいよ各自採集スタート! 雑木林の中に入ってキノコをじっくり探しました。クリタケやヒラタケのほか、今年もナメコの群生に出会うことができました!約2時間の採集の結果、 10種類のキノコが集まりました。続いてバーベキュー場にて、松本委員に集まったキノコの同定をしていただきました。食用キノコが6種類、毒キノコが2種類、 不食のキノコが2種類となり、それぞれのキノコの特徴なども説明していただきました。食用キノコに関しては、食べごろの時期や調理の仕方なども教えていただきました。 同定会の後、みんなできのこ鍋を堪能しました。幸谷さん、鶴見さん、鈴木学芸員が調理を進めてくださったおかげで、鍋はすぐに食べごろになり、 飛ぶように売れていきました。採れたてのナメコ(松本委員が用意してくださったもの)と野菜などがたっぷり入ったきのこ鍋は、とても美味しかったです! (事務局・中村) アサギマダラのマーキング調査 9月14日、アサギマダラのマーキング調査が行われました。当初、大野市平家平での実施を予定していましたが、 下見に行ったところ平家平ではヒヨドリバナがほとんど見られなかったことから急遽勝山市法恩寺山で実施することに。参加者は事務局、 案内人の伊藤勝行委員も入れて5人と小規模での観察会となりました。法恩寺山の中ノ平に向かう途中、車の中からツキノワグマを発見。残念ながら、 写真に収めることはできませんでした。クマに注意を払いつつ、まずは中ノ平ら避難小屋周辺でアサギマダラを探すことに。 車を止めてすぐにアサギマダラが高いところを飛んでいるのを目撃したため、幸先よいかと思われましたが、アキアカネはたくさん見られてもアサギマダラはなかなかおらず。 案内人の伊藤さんが1頭を捕まえ、参加者の桜井さんがマーキングをしました。アサギマダラがなかなかいないので、次は弁ヶ滝へ移動。 ここでもヒョウモンチョウ類や植物の観察をしながらアサギマダラを探しますが見つからず。移動中も車からアサギマダラの姿は見えましたが、 降りて捕まえようとすると遠くへ行ってしまいなかなかマーキングは進みません。最後に望みをかけて保月山の登山口へ。ここでお弁当を食べながら、 アサギマダラを待ちました。高いところを飛んでいるアサギマダラを見つけ、時には降りてくるものを狙いますがなかなか捕まえられず。結局案内人の伊藤さんが4頭を採集し、 参加者全員がマーキングを体験したところで観察会は終了になりました。マーキング個体は非常に少なかったですが、 これらがどこかで再捕獲されるか期待して待ちたいと思います。 (事務局・梅村) ライトトラップ&BBQ 7月26日〜27日にかけて、大野市小池公園において友の会の一大イベント「ライトトラップ&BBQ」が行われました。 2週間前に行われたプチライトのときが満月であったことから、月齢は悪くなく、気温も高め。昨年は寒さのためにほとんど昆虫がこなかったため、 今年こそは大漁を期待したいところ。16時半頃に人が集まりだし、バーベキューを準備。手際よくBBQの準備が整っていきます。今年も、伊藤委員がおいしい肉を、 会員の梅田正さんが炊き込みご飯を差し入れてくださり豪華な食卓になりました。大自然の中、大人たちの箸は進みますが、参加した子どもたちは昆虫を探すのに大忙し。 池の周りで粘りに粘ってルリボシヤンマを採集した子どもや、ペットボトルを使ってゲンゴロウトラップを作る子どもたちの熱意にうれしくなる事務局梅村。 伊藤委員の子どもたちへの解説も熱を帯びます。19時過ぎにライト点灯。まずはマグソコガネなどの小さな昆虫が集まります。薄暮時にやってくるキンスジコガネを狙う伊藤委員、 柴田会員、梅村・・・。しかし、キンスジコガネは3人の目をかいくぐって子どもの手に。子どもたちの熱意に昆虫が応える形になりました。ライトトラップの横では、 天文担当の加藤学芸員が天体望遠鏡を準備してくれ、土星や夏の大三角を解説。昆虫と天体を楽しめる観察会となりました。ライトトラップには時間とともにマイマイガが飛来し、 いつしかスクリーンはいっぱいに。昨年大発生が報道されたマイマイガですが、今年もここまで数が多いとは・・・。しかし、アカアシクワガタ、ミヤマクワガタ、 ノコギリクワガタ、コクワガタも飛来し、ここ数年の中ではよい成果のライトトラップになったと思います。0時半頃に雨がポツリと来たので、ライトトラップは撤収。 翌朝、天気が持ちこたえ、野鳥観察会が開かれることを期待しましたが、5時頃から雨が本降りとなったため、各自片づけをして解散となりました。 (事務局・梅村) プチライトトラップ 7月12日、友の会新行事「プチライトトラップ」が坂井市三国町三里浜緩衝緑地公園で行われました。今年は、昆虫関係の行事が悪天候で中止になりましたが、 今回は天候にも恵まれ一安心。ところが、ライトトラップのスクリーンとライトを固定する骨組みを忘れてしまい、 事前に準備をして参加者を待とうとはりきっていた伊藤勝幸委員と事務局梅村は青ざめることに・・・。ここで、伊藤委員が機転をきかせて自宅から要らないつりざお、 ロープ、ガムテープを持ってきてくださり、これを使ってスクリーンとライトを固定して何とか実施にこぎつけました。この日、博物館で新調した発電機も準備し、 2箇所でライトトラップをスタート。ところが、新調した発電機の調子が悪く、何度もライトが消えてしまいました。初めからハプニングに見舞われたプチライトでしたが、 コクワガタ3個体、ノコギリクワガタ2個体、ヒラタクワガタ1個体が飛来し、おそらくこれまでに行ったどのライトトラップよりもクワガタを観察することができました。 また、ガが少ない代わりにコガネムシの仲間が多く飛来し、子どもたちはめいっぱいコガネムシを虫かごにいれていました。 (事務局・梅村) 化石採集会 6月22日、大野市上伊勢にて友の会行事『化石採集会』が開催されました。道の駅九頭竜から車で約1時間の移動の後、八田委員による簡単な説明を聞いてから山を登り、 沢を下りながら化石採集を開始。直前まで降っていた雨は止んだものの川の水量は多く、大量の毛虫にも悩まされました。 さらに化石の入っていそうな石灰岩がなかなか見つからず苦労しましたが、各参加者は様々な種類のサンゴ化石などを見つけることができたようでした。 (事務局・有馬) 砂金採りに挑戦 6月8日、足羽川にて友の会行事『砂金採集に再挑戦』が開催されました。河原に到着して、横道委員から砂金の採り方について説明があった後、砂金採集に挑戦。 前日が雨で、当日も曇りのち雨との予報だったのですが、採集を始めた頃から徐々に雲が薄くなり、かなりの日差しと暑さの中での採集になりました。 例年よりやや少ない人数でしたが、バールで割れ目の入った岩をこじ開けるなどもして、すべての家族が砂金を採集することに成功。 途中で姿を現したカエルやサワガニを捕まえた子もいたりと、自然を満喫することもできました。 (事務局・有馬) オオルリを見よう 5月17日、友の会行事『早朝の野鳥観察会「オオルリを見よう」』が開催されました。予報では天候は問題なしということでしたが、何やら怪しい雲行き。 雨が降らないことを願って、羽坂の林道に向かいました。羽坂の林道に到着すると、早速サンコウチョウの声が。 観察会で案内人を務めてくださった矢尾会員が鳥の写真パネルを準備してくださり、サンコウチョウの説明を聞いて幸先よく探鳥会が始まりました。 イカルやクロツグミなどの声を聞きながら、林道を歩いていくと、木のてっぺんで鳴くホオジロが見つかり、プロミナーで鳴いている姿を観察しました。 『一筆啓上仕り候』と聞きなす声で鳴くホオジロの姿を見て『かわいい』という感度の声も。植物に詳しい初田会員や山菜に詳しい松本委員の解説もあり、 野鳥だけでなく様々な自然観察を楽しむことができました。今回、参加してくれた3名の子どもたちも、目ざとく植物の種子や昆虫を見つけたり、鳥の話にも強く興味を示したり、 植物の枯れ枝や種子で遊んだりと、自然をいきいきと楽しんでいる姿を見せてくれ、ちょっとうれしくなりました。今回は、13種の鳥の鳴き声を聞くことができ、 7種の姿を見ることができました。最後まで丁寧に野鳥の解説をしてくださった矢尾会員、本当にありがとうございました。 (事務局:梅村) 冬の水鳥観察会 2014年1月26日、友の会行事『冬の水鳥観察会』が滋賀県長浜市の湖北野鳥センターで開催されました。 この時期は天気が荒れることが多く湖北野鳥センターでの観察会は3回連続で中止となりましたが、今回はなんとか開催できました。 小雨が降り、やや風が強く寒い日でしたが、24種もの鳥が観察できました。 まず、センターのスタッフの方からコハクチョウ、オオワシ、オオヒシクイについてご説明いただいてから、屋内と屋外で野鳥の観察を行いました。 屋内からは望遠鏡でオオヒシクイなどを観察しました。オオヒシクイがたくさんいる中に1羽だけサカツラガンが混ざっていました。大変珍しい鳥だそうです。 屋外では午前中に山本山のオオワシの観察を行いました。望遠鏡を使ってみることで、巣に止まっているオオワシをはっきりと見ることができました。 午後は、湖岸を歩いてカモ類を観察しました。だいぶ距離が離れた場所から観察したので双眼鏡で見つけるのは難しかったのですが、 トモエガモやミコアイサなど色の美しい鳥がたくさん湖面を泳いでいました。 (事務局・鈴木) ビーチコーミング 1月12日、福井市越廼海水浴場にて友の会行事『ビーチコーミング-モダマを探そう-』が開催されました。数日前からの寒気に加えて雨や雪が降ったり止んだりの状況の中でしたが、八田委員やベテランの参加者に尋ねながら様々なものを採集。 1時間半ほど探して、ガラス浮きや外国産の漁具、アサリなどの貝殻、ココヤシや胡桃、メインテーマだったモダマなどのほか、イノシシの下顎骨が見つかりました。 その後は先日漂着し採集されたセグロウミヘビやウミガメの子亀、八田委員がこれまで集めたモダマなども見せていただきました。 (事務局・有馬)(2014.1.12) 活動報告会 12月1日、友の会の活動報告会が開かれました。 『大安寺でギフチョウと山菜』、『砂金採りに再挑戦』、『きのこ観察会&きのこ鍋』、『川のさかな タナゴを捕まえてみよう』の報告で活動を振り返り、 鈴木学芸員から『2種のイタチ』、梨木学芸員から『ウミガメの話』、伊藤委員から『オオムラサキの幼虫は、どうやって服を脱ぐか?』『灼熱の石垣・西表奮闘記ヘボドキュメント』の話題提供がありました。 それぞれ、凝った作りの面白い話題提供となっていましたが、伊藤委員のオオムラサキが蛹になるシーンの動画は特に参加者が興味深く見ていたように感じました。 ティータイム時には今年5回目となるフォトコンテストが行われ、総勢20作品の力作の写真の中から昆虫部門、植物部門、動物部門の部門別にグランプリが決定しました。 さらに、今年は源野さんのキアゲハの成長記録の力作パネルを初め、プチコレクションも作品がたくさん集まり、充実した活動報告会だったと思います。 キノコ観察会 11月24日(日)、勝山市長尾山総合公園にて「きのこ観察会&きのこ鍋」が行われました。この時期には珍しく快晴に恵まれ、暖かい一日でした。 参加者は、大人16人、子供10人でした。まず松本委員にキノコの採集の仕方や毒キノコであるツキヨタケの見分け方などの事前説明をしていただきました。 そしていよいよ各自採集スタート!道路際や林の中に少し入ってキノコを探しました。道ばたにハタケシメジが群生していたり、 松林の際にはヌメリイグチやハツタケなど大形のキノコがたくさん見られました。そしてなんと今年もナメコに出会うことができました! 採集の結果、約2時間で12種類のキノコが集まりました。続いてバーベキュー場に移動して、松本委員に集まったキノコの同定をしていただきました。 食用キノコが10種類、毒キノコが1種類、不食のキノコが1種類となり、それぞれのキノコの特徴なども説明していただきました。 食用キノコに関しては、食べごろの時期や調理の仕方なども詳しく教えていただきました。同定会の後、みんなできのこ鍋を作りました。 カセットコンロの火力が弱く野菜が煮えるまで大変時間がかかってしまいましたが、待ちに待ったきのこ鍋は飛ぶように売れていきました。 採れたてのキノコと豚肉(今年はバッチリです!)、野菜の入ったきのこ鍋は、とても美味しかったです! (事務局・中村) 化石採集会 11月3日、南越前町芋ヶ平にて友の会行事『化石採集に挑戦』が開催されました。天候は曇のち雨とのことでしたが、午前中は降らないとの予報を信じて決行。 幸いにも、小雨が降りだしたのは終了間際でした。総勢25人、集合場所の今庄駅から車で現地まで移動し、八田委員から地層の年代やどのような化石が入っているかの説明があった後、 さらに山道を10分ほど登ったところで化石採集を開始。この場所の石灰岩は硬くて割ることが難しいため、主に転石の中から化石を探しますが、 まずは転石の中から石灰岩を探すのに一苦労。見つけた石灰岩を調べると、古生代ペルム紀を代表するフズリナや腕足動物の化石などを見ることができました。 (事務局・有馬) 川の魚 タナゴを捕まえてみよう 10月6日、友の会行事『川のさかな-タナゴを捕まえてみよう-』が開催されました。 前日、少し雨が降ったため開催できるか心配だったものの、当日は天候に恵まれ無事実施できました。今回は水量が全体的に少なく、 江端川に注ぐ水路は水深が浅すぎてほとんど魚が捕れず、主な観察は江端川の本流で行いました。本流もほぼ長靴で歩ける深さだったので、 安全に楽しく観察会を実施できたと思います。江端川本流では、オイカワなどがたくさん泳いでいるのが見えましたが、動きが速いのでなかなか捕まえることはできませんでした。 一方で、川のへりに生えている草の下からはたくさんの魚が捕れました。お目当てのタナゴの仲間も3種を観察することができました。 実際に川に入って魚をとるという経験は、現代の河川環境ではなかなか出来る場所が少なく、 また環境の悪化から魚種も少なくなっている中でこれだけ多くの魚を捕ることができたことは貴重な経験になったことと思います。 (事務局・鈴木) ライトトラップ&BBQ 7月20日〜21日にかけて、大野市小池公園において友の会の一大イベント「ライトトラップ&BBQ」が行われました。昨年は勝山市法恩寺山に場所を変更して実施したものの、 成果がいまひとつであったため、場所を再び小池に戻して挑戦。天候には恵まれ、時期的にもちょうどよさそう。昆虫が大量に飛来するのではと期待も高まります。 17時頃に人が集まりだし、バーベキューを準備。常連の参加者も多く、手際よくBBQの準備が整っていきます。今年も伊藤委員が美味しい肉を準備してくださり、 会員の梅田正さんの炊き込みご飯や、愛知県より遠路はるばるご参加いただいた家出さんの手羽先などの差し入れもあり、今年も豪華な食卓に。飛ぶように売れていくお肉。 大自然の中、箸も進みます(大人の方はお酒も)。19時過ぎにライト点灯。まずは小さなガや甲虫が集まります。 時間が進むにつれて、大型の甲虫やガも飛来するか・・・と待てども、大物はなかなか現われず。蓋を開けてみれば、ここ数年で最も昆虫の集まりは悪いという結果になりました。 満月の夜であったことと、少し肌寒かったことが敗因と考えられますが、ライトトラップで大当たりを当てる難しさを痛感しました。 今年初めて参加したお子さんはカブトムシやクワガタムシが飛んでくるのを待ち遠しくしていてちょっと申し訳ない気にもなりましたが、 ちょうどその日の昼に市民の方からカブトムシをたくさん頂いていたため、それをプレゼントしました。翌朝は瀬戸副会長の案内の元、野鳥を観察。 ホオジロ、ヒヨドリ、ウグイスなどの声を聞くことができました。ホオジロはプロミナーで拡大して見ることができました。野鳥観察後、それぞれが朝食を食べて解散。 朝食後に、夏休みの日誌にカブトムシの絵を一生懸命描いているお子さんの姿が印象的でした。来年は、ライトに集まった昆虫をたくさん見られるといいなぁ。 (事務局・梅村) 砂金採集に挑戦 6月9日、足羽川にて友の会行事『砂金採集に再挑戦』が開催されました。昨年は雨で中止でしたが、今年は天候に恵まれ無事に開催。まずは横道委員から砂金の採り方、 パンニング皿の使い方についての説明があり、その後は一攫千金を求めて早速砂金を探し始めました。最初は砂をうまく流せず苦戦していた参加者も、次第に手慣れた手つきに。 日差しも強く、二時間を過ぎたところで終了するかどうか尋ねましたが、ほとんどの参加者が続行を希望。予定していた三時間いっぱい熱心に採集を続け、 多くの方が砂金を見つけることに成功しました。中には吉澤館長をして、足羽川では見たことがないと言わしめる大物も。 すべての家族が砂金を持ち帰ることができました。 (事務局・有馬) 早朝の野鳥観察会『オオルリを見よう』 5月18日、友の会行事『早朝の野鳥観察会「サンコウチョウを見よう」』が開催されました。五月晴れに恵まれたものの、やや肌寒い早朝の林道を歩きながら野鳥を観察。 林道を歩き始めてすぐに、ウグイス、ツツドリ、キビタキの鳴き声が聞こえてきました。もう少し進んで薄暗い場所まで行くと、そこでは期待したとおりサンコウチョウが現れました。 暗い木の間を移動する姿を捉えるのはなかなか困難でしたが、聞きなし「月日星、ホイホイ」の「ホイホイ」をはっきりと聞くことができました。 駐車場へ引き返す途中で、木のてっぺんにいるホオジロとオオルリを観察できました。今回、確認できたのは16種で、 そのうち姿を見ることができたのは3種とやや少なかったのですが、参加者が撮影したオオルリの綺麗な背中の青とお腹の白のコントラストは感動的でした (私自身は直接見ることができませんでした)。 (事務局・鈴木) 大安寺でギフチョウと山菜 4月14日、2013年度はじめてとなる友の会行事『大安寺でギフチョウと山菜』が開催されました。 過去3年間雨で中止となっているこの行事、今年こそはできるか・・・と心配しながら当日を待ちました。前日の天気予報では何とか天気は持ちそう。 案内人である伊藤哲男委員(残念ながら、当日は用事があって欠席されました)からも、前夜に『大安寺ではギフチョウがたくさん飛んでたよ。 天候も持ちそうだし、今年こそはできそうだね』とのご連絡を頂きました。当日は天候にも恵まれ観察会は実施。この日はFBCの『Eco ピントン』の取材も受けました。 観察会開始と思いきや、いきなりギフチョウを発見。今年から友の会運営委員に加わっていただいた伊藤勝幸さんが早速採集。参加者のお子さんに渡していました。 林道をあるくとギフチョウがたくさん飛んでいる・・・。各々参加者はギフチョウを採集できたようでした。 また、カンアオイではギフチョウの卵も見つかり、観察することができました。 お昼は山菜の天ぷら。横道委員がタラの芽、イワガラミ、コシアブラなどたくさんの食材を準備してくださいました。 また、観察会の途中にセイタカアワダチソウの新芽が食べられることを浅利さんから聞き、採集したセイタカアワダチソウを天ぷらにして食べることに(意外と美味しかった!)。 たくさんの種類の山菜の天ぷらを頂くことができました。ギフチョウも山菜も堪能できる大満足の観察会になったと思います。 (事務局・梅村) ![]() 12月2日、恒例の友の会活動報告会が行われました。下野谷会長、顧問の吉澤館長の挨拶の後、早朝の野鳥観察会、キノコ&キノコ鍋、ライトトラップ、淡水魚の観察会の実施報告が行われました。ティータイムの時間には今回で第4回目になるフォトコンがあり、植物部門、昆虫部門では山口委員の『ほうづき』『近寄るな!』が、動物部門では瀬戸副会長の『アトリ50万羽』がグランプリを獲得しました。その後、梨木学芸員から2013年の干支にちなむヘビの話、八田委員からハワイでのビーチコーミングの話、伊藤委員からオオムラサキの話と宮古島遠征記の4題の話題提供を頂きました。今年は夜の懇親会も17名参加のもと行われ、会員の皆さんが親睦を深めているようでした。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。 (事務局・梅村)(12.12.08) ![]() 11月25日(日)、ふくい健康の森にて「きのこ観察会&きのこ鍋」が行われました。早朝は霜が降りるほどの冷え込みとなりましたが、一日を通して快晴に恵まれました。参加者は、大人23人、子供17人と総勢40人となり、大変にぎやかなイベントとなりました。 まず、松本委員にキノコ採集ポイントに誘導していただき、各自採集スタート!広い谷間のあちらこちらでキノコを探しました。キノコが少ない時期とはいえ、約20種類のキノコが集まりました。食用キノコであるナメコやシロキクラゲにもお目にかかることができ、天然モノの美しさに感動しました。続いて、バーベキュー場裏手の雑木林に移動し、この日一番のメインイベントとなった「なめこシャワー」を体験しました松本委員特製の鎌?で高所からそぎ落とされたナメコが、子供たちに降り注ぎました。子供たちも大興奮の様子で、落ちたナメコを一生懸命拾ってくれました。 続いて、バーベキュー場にて松本委員に採れたキノコの同定をしていただきました。食用キノコ9種類、毒キノコ3種類、不食のキノコ6種類となり、それぞれのキノコの特徴なども教えていただきました。 キノコの同定会と平行して、みんなでキノコ鍋を作りました。野菜になかなか火が通らず、出来上がるまで大変時間がかかりましたが、待ちに待ったキノコ汁は採れたてのナメコも入り、その美味しさにびっくり!・・・しかし、食後の片づけをしている時に、なんと用意していた肉を入れ忘れたことに気づきました・・・。肉なしでも十分に美味しかったことに、またまたびっくりでした! (事務局・中村)(12.11.25) ![]() 11月4日、快晴!今日は、待ちに待った化石採集の日です。 案内人として、朝の5時に起きて、8時には道の駅に到着しておりました。 気合入ってます。なんせ去年は雨で中止でしたので、「今年こそは」と、張り切っていました。 去年の集合時間に集まる方や、越美北線で到着する方もおられ、順調かと思いきや、天気が良すぎて絶好の紅葉日和。 集合場所の道の駅、10時ごろには大混雑、そして渋滞。こりゃいかんと、資料館に事情をお話して、裏の駐車場に変更。 連絡のつく方に電話するも、道の駅から離れると圏外! 結局、集合時間を数分越えてしまいましたが、ご挨拶を済ませ、アンモナイトを探す場所まで移動。 参加者は、とんでもない所に案内された、と思われたのではないでしょうか?途中で林道が切れ車を駐車し、徒歩で古い林道に入り藪を抜けていきます。 すると沢の途中に、砂防ダムが現れ、そこが採集場所となります。 約1億5000万年前のジュラ紀の地層と紅葉に囲まれ、上を向けば青空。 数年前に、砂防ダムの工事で削られた所から、アンモナイトが出るのですが、 あまりにも行儀の悪い採集をする方がおられ、現在は、転石採取のみ許可されています。 それでも、小さいながらアンモナイトを見つけられ、雄叫びを上げる子供。 大人も負けずにガッツポーズ! アンモナイトの破片が多いですが、他にもベレムナイトや二枚貝、植物の葉を採取。 何かしらのお土産を、お家に持って帰られたのではないかと思います。 (八田委員)(12.11.04) ![]() 10月7日、江端川にて川のさかなの観察会を実施しました。前日の雨にもかかわらず、当日の江端川の水量はさして多くなかったものの、江端川本流は流れが早く、大きめの長靴でないと浸水してしまう深さだったため、主な観察は江端川に注ぐ水路で行いました。用水路は水深が15cm程度と観察のしやすい条件で、安全に楽しく観察会を実施できたと思います。 前日、江端川本流に仕掛けた罠には魚は入っていなかったものの、用水路では多くの魚を捕まえることができ、お目当てのタナゴも3種類捕まえることができました。中でもカネヒラは婚姻色がはっきりと発色しており、参加者の目を楽しませていました。 実際に川に入って魚をとるという経験は、現代の河川環境ではなかなか出来る場所が少なく、また環境の悪化から魚種も少なくなっている中でこれだけ多くの魚を捕ることができたことは貴重な経験になったことと思います (事務局:梨木)(2012.10.08) ![]() 8月4日から5日、勝山市法恩寺山において友の会の一大イベント「ライトトラップ&BBQ」が行われました。当日福井市内は晴天。今回は雨の心配もなく行事が行えると会場に向かいましたが、会場に近づくと怪しい雲行きに。わずかな時間でしたが、通り雨に降られました。それでも、昨年ほどの激しい雨に降られることなく、無事にBBQ開始。例年の事ながら、会員の皆さんが手際よく火をおこし、肉を焼いたり、焼きそばを作っていきました。飛ぶように売れていく肉。毎年おいしい肉を準備して下さる伊藤委員に感謝です。 18時30分にライトが点灯。今年はどんな昆虫が集まるか期待していましたが、甲虫の飛来は少なく、ガが多い模様。しかも、昨年に比べて大きめのガや色のキレイなガの飛来も少なかったです。 朝にはすがすがしい空気の中、野鳥を観察。ウグイスやホオジロ、コゲラなどの声を聞くことができました。 観察会の最後には、参加者の集合写真を撮影しました。 (事務局: 梅村)(2012.8.07) ![]() 5月19日、早朝の野鳥観察会『オオルリを見よう』が福井市羽坂で行われました。五月晴れに恵まれたものの、やや肌寒い早朝の林道を歩きながら野鳥を観察。まずは、サンコウチョウとカッコウが鳴き声で迎えてくれました。昨年の野鳥観察会では粘りに粘って姿を見ることのできた参加者のいたサンコウチョウ。姿を探してみますが、見つかりません。その後、タニウツギやオオカメノキ、ヤマツツジの花も楽しみつつ、野鳥の鳴き声を楽しみつつ散策を続けました。案内人の瀬戸副会長からは、サンショウクイという鳥は、その『ヒリリー』という鳴き声が、山椒を食べて口がヒリヒリすることを連想させることにちなんでつけられた名前であるなど面白い話を聞くことができました。おかげで、鳥は全くわからなかった私も、サンショウクイの鳴き声だけは覚えることができました。オオルリに会うことはできませんでしたが、17種類の鳥について、姿を見たり鳴き声を聞くことができました。詳細はしじゅうから通信にて。(事務局:梅村)(2012.5.23) ![]() 3月25日、寒の戻りでみぞれ舞う寒い日の中、21名の会員の出席のもと、友の会総会が行われました。伊藤委員からの2011年度の行事報告の後、会計報告、役員選出があり、それに続いて新年度の行事計画、予算案の説明がありました。ティータイムの後は、下野谷会長から「大きな大きなギフチョウシボリアゲハ」というタイトルで講演があり、昨年話題になったブータンシボリアゲハを含め、シボリアゲハ、ウンナンシボリアゲハ、シナシボリアゲハの4種のシボリアゲハ、さらにシボリアゲハの亜種についてと見分けのポイント、生態、発見にまつわるエピソードなどを紹介していただきました。シボリアゲハ類の標本も準備してくださり、参加者は始めてみる「大きなギフチョウ」を興味深く見ていました。(事務局:梅村)(2012.3.25) ![]() センター裏手の山本山で休息することで知られた“湖北のオオワシ”ですが、今年は1週間ほど前から、センター前の湖で魚を狙っているとのこと。センター到着と同時に、係りの方から「今ならプロミナーで観察できますよ」と聞かされ、急いでのぞくとオオワシがくっきりと見えました。周囲の猛禽類が小型の鳥を狙うのをマネをしているのではないかとの説明でした。また、午後は付近を歩きながらウオッチングし、ケリ、ハマシギ、チョウゲンボウなど、ここでの観察会では初めてお目にかかる野鳥に出会うことができ、満足のいく観察会となりました。(事務局:梅田)(2012.1.29) ![]() 12月18日、坂井市三国の浜地海岸でビーチコーミングが行われました。まず八田委員から『日本海側にはリマン海流と対馬海流が流れていて、漂着物は海の中をグルグルと回っている』と説明を受け、その後1時間半ほどかけてビーチコーミングを楽しみました。貝殻、ウキなどの人工物、胡桃など人によって拾うものの好みは様々なようでしたが、写真のようにたくさんの貝を拾った子もいました。お目当てのタカラガイもメダカラガイとチャイロキヌタの2種を見ることができました。最後には、八田委員と今年も漂着物学会会員の林重雄さんがタカラガイ2種や、ご自身が拾われたアオイガイの殻やカワハギなどを見せて説明をしてくださいました。また、会員の小寺さんがアオイガイやヒトデを模ったクッキーを準備してくださり、参加者の方は収穫物と美味しいお土産を持ち帰りました。(事務局:梅村)(2011.12.18) ![]() 12月4日、友の会の活動報告会が開かれました。『川のさかな―タナゴを捕まえてみよう』、『砂金採りに再挑戦』、『きのこ観察会&きのこ鍋』、『大野市小池でのライトトラップ』の報告で活動を振り返り、梅田学芸員から『きらきら人工水晶』、瀬戸副会長から『カッコウの話』、伊藤委員から『石垣昆虫採集記』の話題提供がありました。また、ティータイム時には今年3回目となるフォトコンテストが行われ、総勢39作品の力作の写真の中から昆虫部門、植物部門、動物部門の部門別にグランプリが決定しました。(事務局:梅村)(2011.12.4) ![]() 11月27日、薄雲があるものの、この季節としては風も無くたいへん暖かい、野外活動にはベストコンディションの中、総勢34名が集まり「きのこ観察会&きのこ鍋」が実施されました。さて、案内者の松本委員を先頭に雑木林の中を1時間ほど歩き回り、キノコを探しました。なかなか見つからないなあ・・・、と、上を見上げると、おぉ〜!立ち枯れたブナ類の木にナメコがびっしり。長い棒の先にカマを取り付けた道具で切り落とすと、下にいた人にナメコのシャワーが降り注ぎました。で、この日の鍋に入ったキノコは次の6種類。ナメコ(たっぷり)・クリタケ・ムキタケ・ヌメリイグチ・ヒラタケ・ハツタケ。参加者のみなさま、採れたてのキノコの味はいかがでしたか?(事務局・梅田)(2011.11.27) ![]() 秋らしい清々しい青空のもと、江端川に注ぐ、水深10〜20pほどの浅い水路で、子どもたちも各自がタモ網を使って魚を追いかけました。魚の黒いシルエットは、たくさん見えるのですが、いざ捕まえようとすると、簡単には捕まりません。魚との知恵比べです。とれた魚は、水を張ったバットや透明の容器に入れ観察し、案内者の川崎さんから、それぞれの魚の名前や特徴、そしてその魚にまつわるお話を聞きました。子どもが魚と知恵比べができる・・・かつてはどこにでもあっただろう風景がまだ実際にあることが福井の良さだなあと感じた一日でした。(事務局・梅田)(2011.10.02) ![]() 9月11日、平家平でアサギマダラの観察会が行われました。福井市内は快晴であったため、天候の心配はないだろうと出かけてみたものの、集合場所の麻名姫像駐車場で参加者が集合した頃には怪しい雲行きに。雨が降らないことを祈りつつ、平家平に向かうと、途中にはその前の週の台風の影響で倒れたと思われる巨木が林道をふさいでいるではありませんか!1時間ほどかけ、みんなで力を合わせて倒木を除去し、林道を通行可能にしました。いいことをしたのだから、アサギマダラの乱舞を見たい!しかし、この日は残念ながら1頭もアサギマダラを見ることができませんでした。結局、観察会ならぬ友の会の奉仕活動になってしまいましたが、みんなで協力して巨木を除去したのは忘れられない思い出になったはずです。写真は下野谷会長が撮影したもの。(事務局・梅村)(2011.9.27) ![]() 8月6日から7日に友の会の一大イベント「ライトトラップ&BBQ」が大野市小池にて行われました。参加者が集まり、いよいよBBQ開始というところで激しい夕立が。みんなで20分ほど雨宿りをした後、BBQ開始となりました。常連の参加者が手際よく火をおこし、伊藤委員・山口委員が用意して下さった肉、野菜でBBQスタート。参加者の方の差し入れもたくさんあって豪華な食卓となりました。ライトトラップではオオミズアオなど美しいガをはじめたくさんのガが集まりました。甲虫は今年も少なかったものの、カブトムシも飛んできました。明け方には福井では採集記録がないというシロオビドクガの♂も2頭飛来。朝にはすがすがしい空気の中、野鳥の声を聴くことができ、楽しい大観察会となりました。当日に見られた昆虫、鳥の結果はシジュウカラ通信にて。(事務局・梅村)(2011.8.13) ![]() 7月10日、勝山市法恩寺山で『ミドリシジミ観察会』が行われました。当日まで天候を心配しましたが、梅雨も明け、晴天の下無事に行事が実施できました。まず、伊藤委員がミドリシジミの標本と、前日に大野市で採集したという福井県産オオムラサキを見せてくださいました。その後、すがすがしい早朝の高原をミドリシジミ類を探しながら散策。今年こそは念願のミドリシジミの飛翔をみんなで見たい!!と思っておりましたが、ジョウザンミドリシジミ、オオミドリシジミの飛翔が見られました。伊藤委員が採集したミドリシジミ類を間近にみる参加者。初めて見るミドリシジミ類のエメラルドグリーンの輝きに感動した方もきっといるはずです。当日見られたチョウ、鳥、植物の結果はシジュウから通信にて。(事務局・梅村)(2011.7.10) ![]() 6月12日、現場に到着後、案内役の横道委員より、砂金は非常に重く、その比重と水を利用して選別して採集すること、またどのような場所に砂金はたまりやすいかを解説してもらい、引き続き、砂金採りの技を披露してもらいました。パンニング皿に山盛りにあった土砂は、アッという間に足羽川の水にてふるい流され、重い鉱物である砂鉄などが残るだけとなりました。名人の手さばきに、一同から歓声!そして、参加者は、それぞれ一攫千金の夢をみながら砂金を求めてパンニング作業を開始しました。砂金はパンニングの最後まで残り、写真のように山吹色の輝きを見せます。結果はじじゅうから通信にて。(事務局・梅田)(2011.6.21) ![]() 5月21日、連日五月晴れの続く週末。早朝の深谷は、風がさわやかで、まさに初夏をむかえ始めていました。いつもの駐車場に6時集合。谷川に沿った林道に入り、鳥の声を聞きながらゆっくりと散策しました。真っ先に我々を迎えてくれたのは、ウグイスとヒヨドリ。そのほか、ヤマガラやツツドリもその鳴き声が林によく響いていました。最後に、サンコウチョウが林道の上空を飛ぶ姿を見ることができました。鳴き声も十分に聞くことができ、最後のホイホイホイがとても特徴的で印象に残っています。全部で21種類の鳥の声を聞けました。参加者は子ども2人を含む15人。(事務局・梅田)(2011.5.21) ![]() 4月17日、満開の桜と晴天の下、友の会総会が行われました。昨年の行事報告の後、今年度の行事計画、会計報告があり、ティーブレイクをはさんで友の会顧問である吉澤館長から「白山の四季」というタイトルで講演がありました。白山での写真撮影をライフワークとし、30年あまりに渡って白山に通っている館長ならではの体験談が美しい写真とともに紹介されました。足羽山には花見客が多く、総会に参加していただきました皆様には駐車場ならびに交通面でご苦労をかける形になってしまいましたが、22人の会員の方にご参加いただきました。総会に参加いただきました皆さん、ありがとうございました。(事務局・梅村)(2011.4.17) ![]() 快晴の三里浜となりました。開始時刻までに「はまGo会」のメンバーや博物館から募集した一般参加者もここ三里浜に集結し、なんと総勢44人のビーチコーマーが結集し盛大に行われました。今回は、漂着物学会会員の林重雄氏も遠路駆けつけてくださり、「日本海は実は大きな湖で、漂着物=ゴミはその中をぐるぐる廻っているだけ。ゴミといってもいろいろありまして、その背景を探ると興味がつきません・・・」という、楽しく、なるほど!と感心するお話をお聞きすることができました。(事務局・梅田)(2010.12.19) ![]() 今年の友の会活動報告会は、継続調査「足羽川の生きものしらべ」の班ごとの調査報告で始まり,引き続き「大野市小池でのライトトラップ」報告。「ビーチコーミング展〜海からの贈り物〜」を見学。そしてティータイム&プチコンの美味しい出し物はきのこ汁でした。主役のきのこは横道委員が山で採集してきた天然のきのこたちで、その種類は、「ナメコ」・「クリタケ」・「カンタケ」。もちろん完食です。最後は,八田委員の「ハッタスナモグリ発見物語」と伊藤委員の「石垣・西表 遠征記」の話題発表で〆となりました。(事務局:梅田)(2009.12.5) ![]() 友の会としては初めての企画となる中生代の化石探し。福井市美山地区の足羽川河原で、黒色泥岩の礫を割って化石を探しました。「美山からは、まだ恐竜本体の化石は発見されていません。もし今日恐竜の歯を探し当てれば、明日の新聞のトップ記事ですよ」という館長の言葉に心は踊り、頑張りました。が、さすがに恐竜の歯や骨は見つからず、残念。しかし、シダ類や二枚貝の化石を探すことができ、子ども最後まで熱心に探すことができました。(事務局:梅田)(2010.11.14) ![]() 9月26日に足羽川の生き物調査が行われました。絶好のフィールド日和の中、鳥類、植物、水生生物、哺乳類、昆虫の班に分かれて調査を行いました。前日に仕掛けた昆虫のトラップにはゴミムシ類やコオロギ類がどっさり。哺乳類班の仕掛けたトラップにもアカネズミ(?)がかかったという喜びの声が聞かれました。足羽川の調査も今回で5回目。昨年に一度データはまとめられていますが、採集された昆虫をざっと見るだけでも、昨年までに採集されていない種がけっこう含まれているようです。鳥類班や植物班、水生生物班の結果が楽しみです。(事務局:梅村)(2010.9.29) ![]() 7月31日から8月1日にかけて、大野市小池公園にて大観察会ライトトラップが行われました。今年度は昆虫関係の行事がことごとく悪天候等によって中止になっており、当日も天候が少し心配されたものの、風もなく月も出ていない好条件でライトトラップを行うことができました。例年に比べて甲虫の飛来は少なかったようですが、たくさんのガやヘビトンボが見られました。ヘビトンボを興味深そうに観察したり、クワガタムシが飛んでくるのを待つんだと0時過ぎまでがんばって起きていた子ども達の姿はとても微笑ましいものでした。 【観察できた主な昆虫】 ミヤマクワガタ♀、キンスジコガネ、ヒメコガネ、ムネアカサルハムシ、ウリハムシモドキ、ヘビトンボ、ウンモンスズメ、エゾスズメ、ブドウスズメ、オオミズアオ、ゴマフボクトウ、ニッコウアオモン(?)、オオアオバヤガなど 夜はバーベキューあり昆虫観察ありで、翌朝には野鳥の観察もでき、大観察会と呼ぶにふさわしい楽しい観察会になりました。(事務局・梅村)(2010.8.4) 朝5時起きで参加した早朝の野鳥観察会。朝モヤのかかる谷沿いの林道を歩くとあちらこちらから鳥のさえずりが聞こえてきます。サンショウクイ、ツツドリ、コゲラ、ウグイス、ヒヨドリ、そしてもちろんオオルリも。オオルリはまずその鳴き声がよく聞こえてきて、声の方を探すと、やがて樹木のテッペンで大きく口をあけてさえずる姿をとらえることができました。光沢のある瑠璃色の姿を自慢しているようでした。またメジロがタニウツギのピンクの花房の間をせわしく動き回る姿もほほえましいものでした。(事務局・梅田)(2010.5.17) ) ![]() 2010年度最初の友の会行事『大安寺でギフチョウと山菜』はあいにくの天候で中止となってしまいましたが、その翌週4月18日にはうってかわって晴天の下、友の会総会が行われました。昨年度の友の会行事について伊藤委員からスライドを使って楽しく報告していただき、その後、新年度行事の紹介、会計報告、博物館新入職員の紹介と挨拶が行われました。昨年度は友の会の大きなイベントがことごとく悪天候に見舞われてしまいましたが、今年度こそは気持ちよい晴天の中、行事が行われることを願いたいです。本年度も楽しい行事が目白押しですので、多くの会員の皆様の行事への参加をお待ちしております。(事務局・梅村)(2010.4.25) 昨年果たせなかったオオワシの飛翔を見ることができ、今回の琵琶湖湖畔での「冬鳥観察会」は、感激・感動・大満足の探鳥会となりました。センター内のフィールドスコープで観察後、湖畔を散策しながらバードウォッチング。昼食後にオオワシが羽を休めている山本山の麓に向かいました。肉眼でもその存在が確認できる距離まで近づいた、その時です。オオワシが飛んだのです。大きく数回旋回し、別の枯れ枝に止まりました。その間数分でしたが、その雄姿に参加者一同興奮の観察会でした。(事務局・梅田)(2010.1.31) ![]() 12月13日(日)、「ビーチコーミング サクラガイを探そう」が福井市三里浜にて開催されました。1時間半にわたりビーチコーミングを行い、最後に本日見られたものを八田さんが解説してくださいました。今回の収穫は、ガラス玉(浮き)、漁船のライト、中国の将棋、麻雀牌、韓国・中国のライター、ビーチグラス、陶片など拾得しました。また、生物としてはカワハギ、巻貝の卵、偶蹄類の末節骨を見つけました。残念ながらサクラガイは見つかられませんでしたが、ベニガイ、オオモモノハナガイ、カバザクラガイ、メダカラ、ベニハマグリなど様々な貝を拾う事ができました。(事務局/田中)(2009.12.15) ![]() 11月15日曇り。息が切れるような急な坂道をのぼり現場に到着すると、マガキの化石の破片が目に付きました。この付近は、約1700万年前には干潟環境だったところで、崖の上部にある化石床から落ちてくるようです。案内の八田委員より化石層の説明を聞いてから露頭に取り付き、ハンマーとタガネを使って化石を探しました。下方で転石をさらに割って探すスタイルの人もいました。お目当てのビカリアをはじめ、カワニナ類、アクギガイの仲間などの巻貝や、マガキ、マテガイの仲間やフスマガイの仲間などの二枚貝類の化石が採集できました(事務局/梅田)(2009.11.18) ![]() 9月27日、福井市稲津町の足羽川河川敷で足羽川の生物調査が行われました。4度目となる今年の調査は27名の参加者があり、植物、哺乳類、鳥類、水生生物、昆虫の各班に分かれて調査を行いました。当日は汗ばむ陽気でしたが、2時間半ほどかけて調査は終了しました。今年は最終年度ということもあって、4年間の調査結果がまとめられます。河川敷の環境が4年の間にどのように変化し、生物相がどのように変わってきたのかを知ることができれば大変興味深い知見が得られるのではないかと思います。(事務局/梅村) ![]() 9月13日、大野市平家平でアサギマダラのマーキング調査が行われました。アサギマダラが集まるサワヒヨドリがまだ6分咲きほどで、例年に比べてアサギマダラの数が少ないとのことでしたが、それでも9人の参加者で79頭のアサギマダラにマーキングをしました。下野谷会長が9月8日にマーキングした個体が2頭再捕獲され、アサギマダラが5日間は同じ場所に留まることを示す興味深い結果を得ることもできました。今日マーキングしたアサギマダラが、南の地で再捕獲されるのが楽しみです。(事務局/梅村) ![]() 7月5日、友の会大観察会PartT 『オオムラサキに会えるかな?』が大野市下大納で行われました。天候が心配されましたが、まずまずの天気の中、オオムラサキに会えることを期待して往復約3kmほどの林道を3時間ほどかけて歩きました(途中昼食休憩もありましたが)。参加者の方が各々昆虫、植物、鳥類の観察をしながらオオムラサキが現れてくれるのを待ち望んでいましたが、残念ながらオオムラサキを観察することはできませんでした。 それでも、参加者の方がそれぞれ昆虫、鳥、植物の観察を楽しむことができたのではないかと思います。 【観察されたチョウ類】コムラサキ、アサマイチモンジ、ミスジチョウ、コミスジ、ルリタテハ、ヒメキマダラセセリ、オオチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、ルリシジミ 再来週末には大観察会PartU 『ライトトラップ』が行われます。クワガタやガをはじめ、多くの昆虫が観察できるが楽しみです。(事務局/梅村) ![]() 6月14日、友の会行事『川の生きものと水のきれいさを調べよう』が永平寺川(九頭竜川資料館前)で行われました。1時間ほどかけて川の生きものを採集し、たくさんの水生昆虫・魚が観察されました。その後、藤丸委員の解説の下、川の生物の名前を調べました。今日確認された水生生物は全15種でした。 【昆虫の幼虫】ヒゲナガカワトビケラ、ヒラタドロムシ、コオニヤンマ、コヤマトンボ、ハグロトンボ、オナガサナエ、エルモンヒラタカゲロウ、ウエノヒラタカゲロウ、シロタニガワカゲロウ、チラカゲロウ、キイロカワカゲロウ、トウヨウモンカゲロウ、ウルマーシマトビケラ、ニンギョウトビケラ 【貝】カワニナ 水生生物の見分け方のポイントを藤丸委員よりわかりやすく解説していただき、大変勉強になりましたし、途中川に産卵に来たと思われるヒラタドロムシやカゲロウの成虫も観察することができ、とても楽しい観察会になりました。(事務局/梅村) ![]() 5月16日、友の会行事「サンコウチョウをみよう」が深谷で行われました。深谷に集合し,2時間ほどかけて林道を散策しました。自然の中で実際に野鳥を観察するには時間とコツが必要です。瀬戸副会長をはじめ野鳥観察の経験を積まれた会員の解説を聞いてはじめて私でもどこに何の鳥がいるのか知る事ができました。観察できた鳥は20種にのぼりました。 留鳥:ウグイス、ヒヨドリ、キジバト、メジロ、コゲラ、シジュウカラ、イカル、エナガ、ホオジロ、セキレイ、ハシブトガラス。以上11種。 夏鳥:サンコウチョウ、オオルリ、サンショウクイ、ツバメ、オオルリ、キビタキ、ツツドリ。以上7種。 うちツバメ、オオルリ、サンショウクイ、ヒヨドリ、セキレイの5種が肉眼で観察できました。 また、植物に詳しい会員が14種以上の植物を解説してくださり、鳥類観察だけにとどまらない楽しいフィールドイベントになりました。 (事務局/田中)(2009.5.16) 5月14日の友の会の定期便の発送作業は、4名の会員の参加をいいただき、無事終了しました。会員証の作成、案内チラシの印刷、封筒詰め作業、宛名シール貼り、そしてメール便のシール貼り・・・とテキパキとこなしていただき、予想よりずっと短時間で完了することができました。ありがとうございました。これからも、月一回の発送日にはお手伝いいただきます。よろしくお願いします。(事務局/梅田)(2009.5.15) 総会では、楽しかった昨年度の行事の様子がスライドショーで映し出され、引き続き、新年度行事の説明、会計報告、そして新役員・博物館の新任職員の紹介・挨拶がなされました。終了後は、お茶と菓子を囲んで歓談し、いよいよ、食べられる足羽山の野草を求めて外へくり出しました。コシアブラ、ドクダミ、カタクリ、フキ、ミツバ、ギシギシ、ニワトコ、ヨモギ、クサギ、ミツバアケビ、リョウブ、オオウバユリなどを観察し、食べる部位や調理方法などその美味しい食べ方を教わりました。(事務局/梅田)(2009.5.15) ![]() 福井市田ノ谷町(大安禅寺林道)で『ギフチョウ観察と山菜の昼食』が開催されました。汗ばむような晴天の中、林道を歩きながらギフチョウを観察しました。ジグザグに飛ぶギフチョウの採集に苦戦しつつも、たくさんのギフチョウ(特に未交尾のメス)を採集することができました。ギフチョウ採集で運動をしたあとは山菜の天ぷら、山菜のおひたしを満喫。青空の下で食べる昼食はとても美味しかったです!(事務局・梅村)(2009.4.12) ![]() 1月25日は、おとなり滋賀県の野鳥センターで、琵琶湖に飛来する水鳥を観察しました。湖面で休息する(?)コハクチョウ・オオヒシクイ・キンクロハジロや、松の老木にとまっているオオワシの姿を見ることができました。オオワシは翼を広げるとその大きさは2m以上になるそうです。寒中にもかかわらず、写真のとおりの穏やかな天候に恵まれ、楽しい一日となりました。(事務局・梅田)(2009.2.7) ![]() 1月14日に鷹巣海水浴場でビーチコーミング中、アカウミガメの漂着体を見つけました。腐敗もあまり進んでいず、目立った外傷も無い・・あまりの状態の良さに大喜びしてしまいました。こんな良い状態のウミガメ、中々見つからない! 犬や野鳥に荒されちゃ勿体無いと思い、博物館に連絡しました。初めて触るウミガメに興奮しつつ、安曽さんと二人掛りでビニールで梱包、移動しようとしますが、何せ相手は80〜90kg近い大物です・・数メートル動かして限界でした。運ぼうと、あれこれしている最中も、犬が近づいて狙っていますし、波に浚われない様、陸側に移動したウミガメを砂に埋めて(動物に食べられないよう)この日は帰りました。(次の日無事博物館入りしました)(文は高島会員/写真は事務局・安曽)(2009.1.28) ![]() 前日の雪で、お天気が心配された「活動報告会」ですが、当日はテラスから白山が美しく見える晴れの日となりました。今年度友の会で行った「足羽川の生きものしらべ」や「アサギマダラのマーキング調査」の結果や今後の方針についての発表や、今年度の話題などが報告されました。普段見れない「液浸標本」と「貝類標本」の収蔵庫見学も行いましたよ。(事務局・安曽)(2008.12.17) ![]() ポリ袋やプラスチック容器,中には“ママさんダンプ”(?福井人ならお分かりでしょう)を携えた14人の大人と9人の子どもたち,総勢23人が福井市三里浜に集合。関西からのサーファーたちを尻目にハマトビムシがたくさん飛び跳ねる砂浜で黙々とビーチコーミング.今回のお目当ては,瑠璃色のルリガイ!なかなか見つかりませんでしたが,ちいさめの個体が全部で3つ,GETできました.(事務局・梅田)(2008.11.2) ![]() 10月5日に足羽川左岸の稲津橋周辺にて友の会継続調査「足羽川の生きものしらべ」を行いました。参加者は12名でした。各班草むらを分け入って、蚊の大群と格闘しながらの調査となりました。植物班はオオブタクサやアレチウリなど、2年前(9月)の調査時とほぼ同じ植物が確認できました。(中村)(2008.10.12) ![]() 大野市平家平にアサギマダラのマーキングに行ってきました。23人で337頭にマークをつけ、マークされたものも2頭再捕獲しました。今後の結果が楽しみです。午後は少し登って、トチの巨木を見に行きました。樹齢400年以上と言われる大トチは、9人で手をつないでやっと一周できました。山ブドウやマタタビ、キノコなども観察し、秋のさわやかなハイキングとなりました。(事務局・安曽)(2008.9.15) ![]() 8月2〜3日に刈込池で大観察会を行いました。参加者は18名でした。2日は晴天に恵まれて、朝からぐんぐん気温が上がり、午後からの植物観察は蒸し暑い中での散策になりましたが、ソバナやタマアジサイの花、ヤマブドウやオニグルミの実、ウラギンヒョウモンやスジグロシロチョウなどの昆虫も観察することができ、みなさん夏の自然に夢中になっていました。(中村)(2008.8.30) 当日は風もなく、月も出ていない絶好のライトトラップ日和となりました。コガネムシやクワガタムシなどの甲虫のほか、驚くほどたくさんの種類のガが集まりました。ガって意外にキレイ・・・見る目が変わりました!(内藤)(2008.8.30) ![]() 悪天候にもかかわらず、27名が参加しました。みなさん気合い十分で、雨なんてなんのその!お目当てのトンボ・ゲンゴロウは不発でしたが、魚すくいに熱中しました。(中池見湿地の動植物の採集は基本的に禁止されていますが、今回は教育普及行事の実施ということで許可をいただいています。)(内藤) 雨の中、大変お疲れ様でした。中池見で見られた鳥は次のとおりです。雨でなければ今少し鳥の種類も多く、参加者の方々にも望遠鏡なり双眼鏡なりで、ゆっくり観察していただけたのにと残念な思いもあります。ツバメ ヒヨドリ コゲラ アオサギ メジロ カワウ カルガモ ハシブトガラス (瀬戸副会長)(2008.6.22) ![]() この池のマスコットバード(?)のヒシクイが、ほんとに間近でじっくり観察でき、その大きさに全員びっくり。そのほか、マガモ、オナガガモ、ミコアイサ、ハシビロガモなどを見分けることができました。観察館のガラス越しに見えるあぜ道や雪解け直後の田んぼの風景が、やわらかい陽光に包まれ、“春遠からじ”という感の一日でした。 (事務局・梅田)(2008.2.12) ![]() ビーチコーミングをしよう、お疲れ様でした。今回は天候にも恵まれ、アオイガイも2つ、タコブネ1つ採取できました。貝殻一杯に加え、越前クラゲ、カツオノカンムリ(クラゲ)、椰子の実、モダマ。 ロシア・韓国・中国のペットボトル。中国の麻雀パイ、生活用品などなど。(文はRZVこと・八田/写真は事務局・梅田)(2007.12.24) ![]() 7月24日に友の会の田上さんが、道端に落ちていたコウモリの死骸を拾って博物館に持ってきてくださいました。夕方になればどこにでも飛んでいるような気がしますが、実際にその形態じっくりと見る機会はあまりないですよね。その特徴的な手は有名ですが、足もなんともかわいい形ですね。(事務局・安曽)(2007.7.26) ![]() 7月1日に法恩寺山で自然観察会を行いました。小雨のぱらつく肌寒い日でしたが、総勢約30名での大観察会になりました。野鳥・昆虫班は中の平から登山口まで歩き、植物班は登山道を山頂まで歩きました。ミドリシジミは一度だけ姿を現しましたが、残念ながら数名の方しか確認できませんでした。ツルタチツボスミレも残念ながら、花が終わり実になりかけていました。しかし、ササユリやニッコウキスゲが花盛りで、あまりの美しさにしばらく見とれてしまいました。右の写真は、会員の山口勇さんが撮影して、すてきなポストカードにしてくれたものです。(事務局・中村)(2007.7.6) ![]() 6月24日は雨が降ったり止んだりのあいにくの梅雨空でしたが、会員16名は元気に雄島散策。ヤブニッケイの純林やタブの巨木の生き様を観察しました。また、不思議な“磁石岩”や“瓜割りの水”などにも触れることができ、昼なお暗い神秘手的な雄島を堪能しました。そして、安島地区の礫浜では黒曜石を探しをしました。黒曜石は天然のガラスで、その割れ口は鋭く、古代人が矢じりなどに利用したとされています。(事務局・梅田)(2007.6.30) ![]() 6月16日に、福井市深谷町で野鳥観察会を開催しました。野鳥観察会といえども、上ばっかり向いていたわけではありません。地面にへばりついて何をしているかというと、なんとアリの行列を観察中。子どもたちが足元のアリの行列を見つけ、野鳥用の双眼鏡を逆さまにして即席昆虫観察会に。アリの行列ができるわけを、みんなで楽しく話しました。(事務局・安曽)(2007.6.22) ![]() 6月16日に、福井市深谷町で野鳥観察会を開催しました。とってもさわやかな風が吹く中、静かな林道をゆっくり歩きました。「オオルリ」、「キビタキ」、「ウグイス」などの美しい声を聞くことができ、さらには「サンコウチョウ」が二度もあらわれるという、大満足の観察会でした。(事務局・安曽)(2007.6.17) ![]() 4月1日に八幡山のギフチョウを撮影しました。5頭も一緒に撮影することができました(コメント・写真とも山田会員)。どうやらひなたぼっこをしている様子です。ぜひ写真をクリックして拡大してみてください。(2007.5.30) ![]() 今回の哺乳類調査では、アカネズミとともに昨年の調査では採れなかったハタネズミがトラップにかかりました。18日にいくつかの個体を標本にすべく、多田会員と内藤で作業を行いました。仮剥製としおり標本、なかなか上手くできましたよ。(事務局・安曽)(2007.5.20) ![]() 昆虫調査では強い風のため、調査開始後はしばらく採集に悪戦苦闘しましたが、晴れてくると、ビーティングでショウカイボンが多くとれました。詳細は友の会の発表会などで発表します。お楽しみに!(事務局・中村)(2007.5.18) ![]() 川原の草丈がまだ低いおかげで足場が良く、効率よく調査が進み、ノイバラやマダイオウなど約100種類ほどの植物を確認することができました。昨年の秋にはびこっていたオオブタクサやオギなどはまだ30cmほどの赤ちゃんでした。(事務局・中村)(2007.5.18) ![]() 足羽川の稲津端周辺に生息する生きものを、継続的に調査していく行事の第二回目を行いました。今回も前日まで天気予報とにらめっこというあやしい天気でしたが、当日は時間とともに晴れ、気温も上がってきました。全体で14名が参加し、植物・昆虫・鳥類・哺乳類と班にわかれて調査を行いました。鳥類は、オオヨシキリチョウゲンボウ、シギなど17種あまり確認できました。(事務局・中村)(2007.5.18) ![]() 5月13日に行われる足羽川の生きものしらべに向け、哺乳類調査班は前日にトラップを準備しました。トラップをしかけている間に、なんとすでにアカネズミが1匹わなにかかってびっくりです。今回は期待大です。(事務局・安曽)(2007.5.13) ![]() 4月22日には友の会総会が開催されました。参加された方のご意見をもとに、今年も楽しく実りのある活動をしていきます!終了後には友の会会員限定−第63回特別展「お宝標本大公開!」のミュージアムトークも開催しました。昆虫好きの田上会員、展示してある佐々治先生のテントウムシ標本にかぶりつきで話を聞いていました!(事務局・安曽)(2007.5.20) ![]() 「せっかく来たので、とりあえず海岸をうろうろしましたが、すぐにずぶぬれ、立っているのもやっとのすごい風でした。ふらふら歩いているとウナギのような魚を見つけたので、持ち帰り調べてみました。「ヌタウナギ」という魚でした。「ウナギ」の名前がついていますがウナギとは別の仲間です。「ヌタ」とは粘液のことで、多量の粘液を体表から分泌するので漁師から嫌われているそうです。顎(あご)がないため、無顎類(むがくるい)というグループに入ります。」(文・黒田会員) 玄関ホールの友の会コーナーに、黒田会員が友の会行事「ビーチコーミングをしようA」により拾得したこのヌタウナギの標本が加わりました。(2007.2.21) ![]() 2月11日に大堤・北潟湖で野鳥の観察会を行いました。天気はイマイチでしたが、去年まではなかった大堤の観察小屋を利用させてもらったので、雨風にさらされることなく快適に観察することができました。大堤では真っ白い羽毛が目を引くミコアイサのオスが人気で、北潟湖では真っ黒な体に白い嘴を持つオオバンを見ることができました。(内藤)(2007.2.12) ![]() …と、思いきや、博物館玄関ホールの友の会コーナーの展示更新でした。1月5日に実施された浜地海岸でのビーチコーミングの拾得物のお披露目をしてます。傘マークが何だかなつかし〜い。みなさん見に来てね。(事務局・梅田)(2007.2.3) ![]() とんでもない日になってしまった。砂浜の砂が舞い上がり、海を見ると顔面に刺さりました。なぜ、こんな荒れた日に開催したかと言いますと、やはりアオイガイを狙ったのです。しかしながら、惨敗に終わりました。でも、みなさん、これには懲りず、冬の嵐の翌日はおもしろいモノが打ちあがっている可能性が高いので、機会があれば散歩がてらビーチコーミングを楽しんでみてください。(文・写真とも八田会員)(2007.2.2)
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