赤いトンボ・黄色いトンボ

アキアカネ アキアカネ
Sympetrum frequens (Selys)
トンボ科
腹長/23−31?
福井での出現月/6−12月
日本産の“アカトンボ”の中でも最もポピュラーな種類で、アカトンボやトウガラシトンボの名で親しまれています。羽化した個体は体が固まると近くの木立に集合します。集まったトンボたちは、スタミナを蓄積し、よく晴れた無風の日を選んで高い山並みを目指し、一斉に飛び立ってゆきます。秋に出る茜トンボという意味です。
撮影/長田 勝


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ショウジョウトンボ ショウジョウトンボ
Crocothemis servilia mariannae Kiauta
トンボ科
腹長/27−33?
福井での出現月/6−9月
成熟したオスはトンボの中で最も鮮やかな赤色をしています。腹部に側稜が発達したやや太身のトンボです。俗に言う“アカトンボ”ですが、アカネ属ではありません。
北海道函館以南の平地から丘陵地の水生植物の多い池、湿地、小川、公園の池などに生息します。
撮影/松村俊幸


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マユタテアカネ マユタテアカネ
Sympetrum eroticum eroticum (Selys)
トンボ科
腹長/23−29?
福井での出現月/7−11月
顔面に1対の顕著な黒い眉状斑がある、やや細身のきゃしゃなアカトンボです。和名はこの斑に由来しています。
主に平地や丘陵地、低山地の水生植物が繁茂する池、沼、湿地、水田などに生息します。
撮影/松村俊幸


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ミヤママカネ ミヤマアカネ
Sympetrum pedemontannum elatum(Selys)
トンボ科
腹長/23−28?
福井での出現月/7−9月
翅の縁紋付近から内側にかけて幅の広い褐色の帯がある変わったトンボです。主に丘陵地や低山地の水田地帯や湿地のゆるやかな流れに生息します。和名は深山にすむアカネ色をしたトンボという意味ですが、実際には里山のふもとに多く見られます。
撮影/松村俊幸


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ナツアカネ ナツアカネ
Sympetrum darwinianum (Selys)
トンボ科
腹長/22−27?
福井での出現月/6−10月
アキアカネとならんで日本の赤トンボを代表するアカトンボです。アキアカネに似ていますが、体つきがひとまわり小さく、成熟すると、オスは複眼も含め体全体が真っ赤になります。
主に平地や丘陵地、低山地の水生植物が繁茂する池、沼、湿地、水田などに生息します。
撮影/松村俊幸


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キトンボ キトンボ
Sympetrum croceolum (Selys)
トンボ科
腹長/24−29?
福井での出現月/9−11月
翅(はね)まで鮮やかなオレンジ色をした、太身のずんぐりした“アカトンボ”の仲間。
北海道から九州の、丘陵地や低山地の林に囲まれた水生植物のある深い大きな池に生息します。
撮影/松村俊幸


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キイトトンボ キイトトンボ
Ceriagrion melanurus Selys
イトトンボ科
腹長/オス23−32? メス25−35?
福井での出現月/6−9月
オスはまさしくまっ黄色いトンボ。メスもやや緑色がかった黄色。やや太めで中型のイトトンボです。本州以南の平地から丘陵地の水生植物が多い池、湿地、水田、小川などに生息します。
撮影/長田 勝

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