黒雲母
biotite
 標本産地 福島県川俣町
 化学組成 K(Fe,Mg)3(AlSi3O10)(OH,F)2
 モース硬度 2 〜 3  結晶系 単斜晶系
 一方向にきわめて完全な劈開を持つ鉱物で、シート状に薄く割れるのが特徴。雲母のなかまは珪酸塩(珪素と酸素)の層とカリウムの層とが交互に積み重なった構造をしており、このうちカリウムの層は原子同士の結びつきが弱いため、力を加えたときに必ずこの層に沿って割れる。