福井市自然史博物館ホーム>特別展「樺太・千島 −北の秘境に挑む−」
このページの最終更新日:2007年7月13日

樺太・千島 −北の秘境に挑む− 7月14日(土)から9月24日(月・振休)まで


 北海道よりもさらに北方に位置する樺太と千島列島には、今もきわめて豊かな自然が残されています。この遥か北方の地に、幕末期に開拓に赴いたのが、越前大野藩でした。北方の開拓は困難を極めましたが、この開拓の実績が後の領土交渉に貢献したとも考えられています。このように、福井県と北方の島々とは意外なつながりがありました。
 樺太・千島列島が日本の領土となってから、自然史研究に乗り出したのは、当時の北海道帝國大学の研究者たちでした。道なき道を超えて自然に関する調査・採集をしようとした志は、開拓の精神に通じるものがあります。そこでは日本で最初の恐竜の発見となったニッポノサウルスや、すでに絶滅してしまった束柱類のデスモスチルスの骨格化石の発掘、また植物の記載などが精力的に行われ、現在の国際的な共同研究事業にも続く研究史の基礎となる成果をあげました。
 今回、研究者たちの北の秘境にかけた情熱が明らかにした自然史の様子を、北海道大学や大野市をはじめ各関係機関から特別に貸し出された資料などから紹介します。


開催場所:福井市自然史博物館
開催期間:2007年7月14日(土)から9月24日(月・振休)まで
開館時間:9:00-17:15
休館日:毎週月曜(祝日となる場合は開館)、祝日の翌日
入館料:高校生以上100円 中学生以下、70才以上および心身障害者の方は無料
博物館への交通案内はこちら...

展示概要
関連イベント
長尾巧博士によるデスモスチルスの復元骨格



←博物館トップ画面の上へ↑

当ウエブサイトに掲載の文章や画像の転載・二次利用等については、必ず事前に当館までご相談ください。
Copyright 2005 Fukui City Museum of Natural History. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.