2002年と2004年に、福井県レッドデータブック動物編・植物編がそれぞれ発行されました。動物では371の仲間が、植物では492の仲間が絶滅のおそれがある生物としてあげられています。福井市自然史博物館では、「実物でみるレッドデータブック」をコンセプトに、主に館蔵資料からレッドデータブックにあげられている生物の標本・生態写真・生体を一堂に展示する特別展「福井発:生きものたちのSOS〜消えゆくふるさとの動植物〜」を開催します。昭和27年の開館以来、53年の歴史の中で収集された資料には、福井産のトキやコウノトリなど、今ではもう見ることのできない貴重な生物の標本が多数含まれています。この特別展の開催により、多くの生きものたちが絶滅に追い込まれている現状と保全の必要性を理解していただき、この問題にどのように取り組んでいけばよいのか、わたしたちひとりひとりが考えるきっかけになることを願っています。この機会にぜひご家族連れでおこしください。
福井初公開! ニホンオオカミとニホンカワウソがやってくる!
ニホンオオカミの実物の剥製が福井にやってきます。ニホンオオカミの剥製は国内で3体、海外でも3体しか残っていない、たいへん貴重なものです。かつて福井の野山をかけめぐっていたニホンオオカミの迫力ある姿を間近でご覧ください。ニホンオオカミの展示期間は、4月9日(土)〜5月8日(日)の1ヵ月間限定です。
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