福井市自然史博物館ホーム特別展・企画展特別展「今年の夏は火星に大接近!」>あなたの描く火星の生き物コンテスト
このページの最終更新日:2003年9月2日

今年の夏は火星に大接近!! 開催期間
7月20日(日)から9月28日(日)まで

あなたの描く火星の生き物コンテスト
第1回受賞作品↓第2回受賞作品↓第3回受賞作品↓博物館セレクション↓

火星に生き物はいるのでしょうか? 「火星人」はどうやらいないようですが、なんらかの生き物がいるのではないか?とマジメに考えている科学者はまだたくさんいます。では、火星にいるとしたら、それはどんな生き物なのでしょうか? 火星は生き物にとってかなりきびしい場所ですが、地球にも火星ににている環境があります。そして、このような場所でも生き物はすんでいます。そんな環境にすむ生き物をヒントに、火星の生き物を想像し、絵にかいてみてください。

かいた絵は、みんなにひろうして、アイデアの「人気投票」をします。たくさんの票をあつめた人には、ステキなプレゼントがあります。さあ、みんなで火星の生き物をかいてみよう!

(この企画・準備は、ジュニア学芸員の坪川洋子さん、坪田未由貴さん、北島義章君が行いました。)



エントリーのしかた・・・このコンテストは博物館でやってます。まずは、特別展をみにきてください。だれでも無料で参加できますヨ!

●コンテスト専用の用紙に生き物をかいてください。「どうしてこんな生き物を考えたのか?」「ここがわたしの考えたポイント!」などを「ひとこと」らんにかいてください。
●うらにあなたの名前と住所をかいておいてください。できあがったら、受付にもってきてください。みんなに見てもらえるように、はりだします。
●博物館に来た人全員に、1人1枚「投票シール」をおわたししています。これはいいな、と思った絵があれば、そのシールを「投票欄」にはっていただきます。このシールの数をきそいます。

投票期間:掲示した日から10日間

参加期間: 第1回:7/20(日)〜7/31(木)/ 第2回:8/1(金)〜8/10(日)/ 第3回:8/12(火)〜8/20(水)
会期中、受賞作品を玄関ホールにて展示中です。
宇宙食のパッケージ

各期間上位2名様に宇宙食をプレゼント!

第1回受賞作品決定!!(絵をクリックすると拡大します)
第1回の第1位
第1位 福井市 白澤廣明さん(53才)
「マーズマーズムシ 体長50ミクロン 原初生物に生存の期待願う」
総投票204票中21票獲得!!


博物館評:リング状の器官の機能を書いてほしかったところですが、奇抜な形態は他を圧倒しました。50ミクロンという小ささのために、まだ人間には見つけられていないのでしょう。
第1回の第2位
第2位 松岡町 寺尾公佑くん(9才)
「うちゅう人にあいたいな」
総投票204票中12票獲得!!


博物館評:外観はオーソドックスなタコ型ですが、形態や体色のキュートさが人気を集めたようです。小さいながらもしっかり塗りこんだ絵です。

第2回受賞作品決定!!(絵をクリックすると拡大します)
第2回の第1位
第1位 福井市 稲津尚子さん(12才)
「火星人へんたこシスターズ 火星へ行ってみたいな→!!うふ」
総投票280票中15票獲得!!


博物館評:これはフォボスかダイモスにいるのでしょうか。ボケとツッコミの息ピッタリの姉妹です。
第2回の第2位
第2位 福井市 前田光恵さん(10才)
「火星人にあってみたい」
総投票280票中11票獲得!!


博物館評:力の抜けた線が癒し系です。

第3回受賞作品決定!!(絵をクリックすると拡大します)
第3回の第1位
第1位 朝日町 山口明彦さん(42才)
「火星人はとても長生きです。うすい大気でも生きてゆけます。Name: マーズ・マーズ星人」
総投票749票中79票獲得!!


博物館評:ドローイングテクニックのすばらしさで、投票シールがはみ出すほどのダントツ1位です。うすい大気を利用するために口が大きいのでしょうか。
第3回の第2位
第2位 丸岡町 笹原詩織さん(13才)
「うちゅう人にあいたいな」
総投票749票中62票獲得!!


博物館評:タコ型からゾウムシ型に進化したようです。


博物館セレクション(絵をクリックすると拡大します)

今回の企画は「火星の環境を生き抜くように進化した『生き物』を想像する」というコンセプトで行いました。が、みなさんの頭の中にはしっかりと『タコ型火星人』が棲みついており、エントリーされた絵の大半は『火星人』で、人気を集めた絵もこれまた『火星人』でした(まあ、そもそも今回の特別展のキャラクターが「アカンベー火星人」ですので、博物館がエラそうなことを言う立場にはありません)。

が、中にはきちんと説明パネルを読み、コンセプトを理解して、たいへん面白い生き物を考え出してくださった方もたくさんいました。そのような絵にはあまり票が集まりませんでしたが、「博物館セレクション」としてここでみなさんにご紹介します。なお、ここで選ばれた方には、博物館オリジナルポストカードをさしあげることにいたしました。では、どうぞごゆっくりご鑑賞ください。

博物館セレクションNo.1
セレクション1 三国町 松田紀子さん(42才)
「あつい時 さむい時はこうなれるの アタシ 火星っていいとこよーん」


博物館評:分類群としてはクマムシでしょうか。火星は温度差が激しく、このように丸くなって休眠する機能をもつのが適応的なのかもしれません。とてもカラフルで、しっぽがカワイイです。
博物館セレクションNo.2
セレクション2 丸岡町 出倉佑樹くん(12才)
「火星もぐら ふだんは地中にいるが、火星ミミズがくると、地中から出てくる。」


博物館評:ズバリ餌資源にまで言及した数少ない作品です。地中にすんでいるため、マーズパスファインダーでさえも見つけられないのでしょう(いや、ひょっとしたら「第三の選択」で米ソの秘密組織が見つけた生物がこれなのかもしれません)。親子で生活するということは、ハダカデバネズミのような社会性をもつのでしょうか。
博物館セレクションNo.3
セレクション3 福井市 渡辺和徳さん(46才)
「火星には地中深くに海があって海底生物がいるゾ・・・・」


博物館評:そうなのです。実は火星の地下には液体の水があるゾという説もあるのです(あまり支持はされていませんが)。闇を照らす触角が2本というのは、地球上の生物ではみられない形質です。
博物館セレクションNo.4
セレクション4 福井市 山本ちひろさん(11才)
「カラフルなアメーバです!」


博物館評:火星生物としてもっとも有望視されるのはアメーバのような微生物です。微生物を描いた作品はこれだけでした。地球上の熱帯にすむ生き物はカラフルですが、これも火星の赤道付近にすむのでしょうか。
博物館セレクションNo.5
セレクション5 丸岡町 村本侑也くん(11才)
「毒をふき出す(あまり強くない)・てきをおどかす・首をのばしてえ物をとる・舌の先にも目・目はいい・すばやい(時速95km)・特ちょう 頭がよくて、戦いを好まない。いがいに大きく30cm。飛んだり、だっぴしたりする。こんなのいるといいなあ。」


博物館評:ここまでくわしく各器官の機能を説明した作品は他にありませんでした。戦いを好まないとのことで、攻撃する器官はおもに自己防衛のために使われるのでしょう。
博物館セレクションNo.6
セレクション6 東京都板橋区 辰巳武くん(10才)
「火星はじゅう力がちいさいから空気中にういて生かつするようになった」


博物館評:「宇宙戦争」の作者H.G.ウエルズが火星生物を想像した時も、重力の影響を考えて手足を細くしました。しかし、彼の想像力も空中を飛ぶにはおよびませんでした。これは全作品中で唯一、浮いて生活するという進化をとげた生き物です。



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