福井市自然史博物館 天文台の概要

 

屋上天文台ドーム内の20cm屈折望遠鏡

 福井市自然史博物館の前身、福井市立郷土博物館が1952年に足羽山に設立されたとき、屋上には口径15センチの屈折望遠鏡がドームつきで設置されました。当時から、土曜日の夕方などに市民に一般公開され、今日にいたっています。
 同時に1952年8月7日に天文台付属の「福井天体観測研究会」が発足し、天文台独自の活動を開始しました。特に1952年は火星が接近していたこともあり(火星は2年と2ヶ月ごとに接近します)、1954年には専門的に火星の観測を行い、東亜天文学会火星課に参加し、情報交換をしながら、これは45年を経た今日も続けられています。


 1969年もやはり接近の年でしたが、この年の接近した火星の一般公開には約500名の市民(大人350名、小人150名)が参加しました。この年はアポロ計画の成功もあり、全体で1088名の市民が天文台を訪れました。


 1985年には主要望遠鏡が一新され、口径20センチの屈折望遠鏡が導入されました。この望遠鏡は惑星に関してきわめて良い像を結びます。


 

 屋上天文台における火星の観測はその後も続けられ、1956年と1971年、それに1988年には大接近を迎えています(大接近は15年ないし17年ごとに起こります)。
 次は2003年の世紀の大接近が控えています。百年に一度という、大きな火星が見られます。


 

 市民への天文台の一般公開も続けられ、最近は(冬季をのぞき)月一回の割合で金曜日の夕方おこなわれています。そのほか適宜、金星や太陽の昼間の観察に天文台が開放されることもあります。

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